右脳と左脳から見る幼児の学習

右脳と左脳という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。具体的に右脳と左脳の働きや、能力を伸ばすためには幼児期にどのようなことを学習すればいいのか調べて、自分なりに考えてみました。

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右脳と左脳の働きと特徴

右脳と左脳の働きと特徴

自分は右脳派なのか、左脳派なのか、今までに興味を持ったことはありますか?

右脳と左脳はどう違うのか、その働きと特徴から見ていきましょう。

右脳の働きと特徴

右脳は主に「非言語」の働きをもつとされています。イメージ脳と呼んでいる方もいるようです。

空間認知や想像力・イメージする力、図形の認識や創造性などです。

例えば、物語を読んだときや人の話を聞いたときにシーンを具体的に思い浮かべ理解を深めたり、年表や地図をそのまま図として思い出して情報を頭から引き出したり、書いたりすることは右脳の働きが大きく関わっていると言えそうです。

右脳はイメージで記憶ができ、記憶する容量としては巨大だと言われています。

また、瞬時にたくさんの処理をすることが得意なので高速で大量に記憶することができます。

弱点としては、詳細な名称や数値を覚えておくことは、そこまで得意ではないという点です。

左脳の働きと特徴

では、左脳はどうでしょうか。左脳は「言語」を司る言語脳と言われています。

言語はどの教科の学習にも使われ、日常生活でもコミュニケーションや仕事の多くは言語を必要としますから日頃生活していくうえで左脳は常に使われていると言っても過言ではないでしょう。

例えば、物事を倫理的に考え処理し、それを言語や数字を使って説明することや理路整然と話すということは左脳が大きく関わっていると言えそうです。

左脳はじっくり処理をすることで、名称や数字など文字によって正確に記憶することが得意な一方で、記憶できる容量は右脳と比べると少ないと言われています。

基本的には右脳も左脳も双方の能力を人は使って生活していますので、人によって右脳が強いか左脳が強いかという判断になるのかと思います。

両方が得意という人は少ないようなのですが、どちらの脳もバランスよく使い結果を出せる人が「能力の高い人」となるのではないでしょうか。

ちなみに、ちょっとした豆知識なのですが・・

言葉が未熟な子どものうちは「右脳優位」、大人になり言語が発達するにしたがって、言語野のある「左脳優位」になると考えられているそうです!

小さな子供が、大人も覚えていないようなちょっと前のことや気にもしていないようなことを細かく覚えていて話してくるのにビックリさせられることは何度もありますが、きっと物事を写真(図として)のように覚えているから、細かい部分まで良く覚えているのかな?と少し納得してしまいました^^

トレーニング/学習

右脳と左脳のトレーニング学習

上記で述べた通り、どちらの脳もバランスよく使うことが「能力の高い人」となる可能性を高めるわけですが、大人になるにつれて自然と左脳優位になっていくことが多いようです。

幼児期の学習というと、左脳の発達に関わると言われている文字や数字、計算などの学校のお勉強に強く関わることに目を向けがちですが、幼児のうちから、意識的に右脳もトレーニングしてバランスよく鍛えていきましょう!

右脳を発達させるトレーニング/学習

バランスよく脳を発達させていくために、幼児期にできる学習を調べてみました。まず、右脳を発達させる学習とはどういったものがあるのでしょうか?

調べると良く出てくる教材が、フラッシュカードと呼ばれるものです。これは、カードを1秒以下で次々と見せて画像として大量に右脳に処理させることで鍛えるという教材のようです。

しかし、我が家では、2~3歳のころは絵やカードを見せても興味を示さず無理にでもやらせるという方針ではないので、使いませんでした。

子どもが2歳~3歳の頃に我が家で使ってみた教材は以下になります。

SunaSuna

すべての教材は基本的に同じものを2~3冊購入して反復学習に取り組んでいます。

1冊目はほとんど答えを教えてあげないとできなかった問題も、2冊目3冊目になると不思議なくらい自分で正解にたどり着くことができるようになっています!!

右脳は図形や色、音などを認識して映像・音声的イメージや芸術的創造を扱うと言われています。

まずはその基礎を楽しく学べそうな教材を選んでみました。

七田式幼児の10の概念シールブックシリーズ
ダイレクトに形や色、図形の基礎を学べそうだったので使用してみました。
・色
・形
・おおきい、ちいさい
こどもちゃれんじ
絵本の読み聞かせや一緒に読むことは想像力を鍛えることにつながります。
1歳~2歳の頃はほとんど興味を示さなかった絵本ですが、年間を通して同じキャラクターが出てくるので、3歳あたりからは親しみを持ち毎月届く本を一緒に読むようになりました。
他の絵本にも興味を持って、読みたい絵本を毎日持ってくるようになったのも、3歳あたりからです。

左脳を発達させるトレーニング/学習

左脳は言語や文字を認識して論理的・分析思考を扱うとされます。

我が家では、まだすうじやひらがなといった言語や文字については全く学習していなかったので、まずは下記のような
簡単な数字や平仮名を一緒に学べそうな教材を選んで使ってみました。

KUMON
おやこでいっしょに2さいからのすうじ(我が家では3歳になってから取り組みました^^;)
おやこでいっしょに3さいからのすうじ
おやこでいっしょに2さいからのひらがな(我が家では3歳になってから取り組みました^^;)
おやこでいっしょに3さいからのひらがな

その他のトレーニング/学習

その他鉛筆を使って数字やひらがなを学習させる前の練習として、下記の教材も使用しました。

手指を使うことで脳も活性化されますし、描いたり(塗ったり)何かを製作することが楽しいと思ってもらえたらいいなと思って取り組んでみました。

その他のトレーニング/学習
七田式・知力ドリルえんぴつ
KUMON おやこのファーストステップ さいしょのはってみようすいすいはってみよう
KUMON おやこのファーストステップ さいしょのぬってみようすいすいぬってみよう
くもんのすくすくノート はじめるはさみ
SunaSuna

右脳・左脳に関係があるのかどうかわからないくらい基礎的な教材を今は使っていますが、徐々に難易度の高いものを使っていけたらいいなと思ってる・・!

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まとめ

どうしても親は読み書きや計算が早くうまくできることに重点を置きがちですが、大事なのは人より早くひらがなや数字の読み書き・計算ができるようになることだけではないと感じました。

子どもがもっと成長した時に、文字や数字以外の部分でも能力を最大限に発揮できるようにそれ以外の部分もバランスよく成長させていくことが大事だと思います。

また、勉強は楽しいという気持ちがゆくゆくは勉強する習慣にも関わってくると思っているので、親も一緒に楽しめる教材を使って焦らずじっくり子どもと一緒に学んでいけたらいいですね。

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