「うちの子は勉強嫌いで、ワークを見せただけで不機嫌になる」と言う話をたまに聞くことがあります。
勉強嫌いになったのは私のせいなのかな・・・?と悩んでいる方もいると思いますが、原因は様々ありそうです。
この原因を取り除くことで、勉強嫌いを改善していけたらいいですよね。
今回は、4歳になる息子を通して見えてきた「勉強嫌いになる原因」と「改善方法」について書いていこうと思いますので、参考になればうれしいです♪
●勉強嫌いを改善するには
●親ができるサポート
【勉強嫌いは親の責任だけではない】勉強嫌いになる原因
子どもが勉強嫌いになるのは親のせいでしょうか。
幼児期に関して言えば、親の責任は大きいとは思いますが子どもの性格にもよると思います。
我が家では4歳の息子が毎日15分ほど勉強しているのですが、そこに至るまでには(現在もですが…)勉強嫌いになりそうな瞬間が何回もありました。
息子の学習を通して感じた「勉強嫌い」になる原因を4つ紹介していきます!
体を動かして遊ぶことが好きな子にお勉強をさせることは、本当に難しいと感じます。
勉強嫌いになる原因①:時間が長すぎる
机に向かう時間(じっとしている時間)が長すぎると、集中力が続かず嫌になってくるようでした。
また、他に夢中になっていることがある時期だったりすると早く終わらせたくてワークを雑にこなしていると感じるときもありました。
「毎日決まった時間に勉強する!」と意気込んで続けると、「やりたくないなぁ…」となってしまいそうな雰囲気がありました。
勉強嫌いになる原因②:量が多すぎる
「時間が長すぎる」と共通しているのですが、やはり分量が多すぎると嫌になってくるようでした。
得意な内容だったり集中力がある時はこなせている量でも、その時の気分やモチベーションによっては「まだあるの?」と言い出すときもありました。
その言葉が出たにも関わらず、同じ分量を毎日取り組ませていたら間違いなく「勉強嫌い」をこじらせていたと思います。
勉強嫌いになる原因③:内容が難しすぎる・わからない
内容が難しすぎたり、苦手な分野の問題が続いたりするとだらけてしまったり、他のことを話し出したりすることが多かったです。
嫌になる原因をもっと細かく考えてみると、難しい問題や苦手な問題は頭をいつもより使うため疲れてしまうようです。
思い出してみると、あくびの回数も増えていたような気がします。
勉強嫌いになる原因④:声掛けが適切でない
だらだら勉強をしていたり、何回もやっているのにできなかったりするとネガティブな声掛けをしてしまう時がありました。
「そろそろ覚えよう。」や「何回もやってるよ。」など。
こういう声掛けをしていると、その日の勉強は楽しくなくなってしまいますよね。
勉強に対して良くない印象を持たせてしまうので注意しなくてはいけませんね…!
子どもがなぜ勉強嫌いになったのかが分かれば、勉強嫌いの改善に1歩近づいたと言っていいと思います!
「勉強嫌い」を改善するためにできること
「勉強嫌い」になる原因を4つ挙げましたが、「勉強嫌い」を改善するためにはどうしたらいいでしょうか。
改善のためにできることを下に挙げてみたので、少しづつ勉強嫌いを改善していきましょう!
STEP1:楽しさ重視のワークを使う
今までと同じワークやドリルをやらせようと思っても、見ただけで「やりたくない」となってしまうかもしれません。
せっかく購入したワークですが、それは取っておいて新しく買いなおすのはどうでしょうか。
計算や文字にとらわれずに、迷路や間違い探しと言った遊び感覚で知恵を伸ばすことのできるワークなら、子どもも「やってみようかな」と思うかもしれません!
また、シールやページがカラーになっているものなど子どもが「楽しい!」と思いそうな工夫が満載のワークもおすすめです!!
まずは、「勉強って案外楽しい」と思ってもらえたら成功です♪
STEP2:適切な時間・適切な分量を設定する
「勉強嫌いになる原因」で挙げましたが、時間が長すぎたり量が多すぎたりしないように注意を払いましょう。
せっかく楽しいワーク探しに成功しても、ここで間違えてしまうとうまくいかなくなります。
子どもの様子を見ながら、「もう少しやりたかったのに!」と思う程度で終わりにするのがコツです!
もちろんどうしてもやりたがる場合は、やらせてあげてもいいと思います。
STEP3:一緒に取り組む
子どもが机に向かっているときは親も近くで見ていて、ヒントを出したり、正解に近づくサポートをするようにしてください♪
特に、新しいことを覚えるとき、内容が難しい時はいつも以上に丁寧にゆっくり教えたり、少し大げさなくらい前向きに声掛けするとだらけることなく終わることができます。
子どもに「勉強しなさい」と言って、自分は携帯やPCをいじっていたりTVを見たりしているのは絶対にNGです。
親に見られていることを嫌がる場合は、家事を片づけたりしながら近くにいるようにするのはどうでしょうか?
STEP4:できたことに注目して褒める
やる気が感じられなかったり、何回もやっているのにできなかったりするとイライラしてしまうことがあると思います。
しかし、できなかったことよりもできたことに注目して褒めてあげましょう!
息子も、うまく書けなかったり解けなかったりすることもありますが、まずは一生懸命取り組んだことを褒めるようにしています。
やる気が感じられなくてダラダラしてしまった時も、「今日は疲れていたのかな?それなのに、最後までやり切ってすごいよ!えらい!!!!」と最後は必ず褒めて終わるようにしています!
もちろん、うまくできた時もめちゃくちゃ褒めます!
子どもが勉強に取り組んだだけでもがんばっていると思います!そのがんばりをまずは認めて褒めてあげたいと私は思っています!
2歳~3歳あたりになってくると、「そろそろ習い事やお勉強に取り組ませた方がいいのかな?」と思ったりしませんか? そうはいっても、「幼児教室は結構高いし、本格的なドリルや学習プリントはまだ早い気がする…そもそも続かないかも …
私たち親ができるサポート「快適で楽しい環境づくり」
できれば「勉強は楽しい!」と思ってもらいたい!
そのためにどうサポートしていけばいいのでしょうか。
私たちができることは、子どもが「勉強したい!」、「勉強してもいいかな」と思えるように環境を整えることだと思います。
集中して勉強できる場所と時間の確保
机の上がおもちゃで散らかったまま、勉強しようとしてもなかなか集中できないですよね。
勉強してほしいと思ったら、その時間の少し前に机を片づけ勉強道具一式を準備しておくことがポイントです。
兄弟がいるとどうしてもにぎやかになると思いますが、勉強する時間だけはなるべく静かにさせる工夫をした方が良さそうです!(難しいですが・・・)
そして、親は兄弟にアレコレ注意したりせずに、勉強する子のみに集中してあげてください。
もうすぐ1歳になる妹がいるのですが、やっぱり泣いてうるさい時よりも寝ていて静かな時の方が、息子は楽しく集中して取り組めるようです。
寝ていない時はおやつタイムにしています。(おやつタイムの間は静かなのでその隙に勉強します!)
子どもの勉強は夫婦間で共有する
どうしても、子どもの勉強は母親が見ている場合が多くなりがちだと思いますが、今取り組んでいることやできるようになったこと、苦手分野などはぜひ夫婦間で共有してほしいです。
特に、前よりもできるようになったことや良い結果が出せた時などはしっかりと共有し合って、父親も褒めるようにすることが大事だと思っています。
父親からの苦手分野へのアドバイスや励ましも効果的だと感じます。
「ママだけでなくパパも自分の頑張りを見てくれている」と子どもが感じれば、モチベーションのアップにもつながり「楽しい!」と思うきっかけとなるかもしれません。
逆に、ダメ出しは、自信の喪失やモチベーションの低下にもつながる恐れがあるのでおススメしません…!
厳しめのアドバイスの後は必ずしっかりとフォローしてくださいね!!
父親にも子どもの勉強に関心を持ってほしい!
小学校に入る前に身に着けておきたい習慣として「勉強の習慣」が良く挙げられています。 我が家も、就学前に勉強習慣をつけてあげたいと思い取り組んだ結果、現在4歳になる息子は毎日15分程度ですがお勉強に取り組んでいます♪ どの …
まとめ
4歳の息子を見ていると、子どもが「勉強嫌い」になってしまう原因は結構いろいろあることが分かってきました。
しかし、たとえ「勉強嫌い」になってしまっても、原因を踏まえて一つずつ改善していけば「勉強嫌い」が改善されることも分かり、一安心しました。
勉強嫌いにさせないためにも、勉強好きになってもらうためにも、私たち親の工夫やサポートが不可欠ということですね!
特に子どもの年齢が低いうちは、教材や時間など多くのことが親に委ねられることになりますのでしっかりと考えて取り組んでいきましょう!!