
子どものころから読み聞かせをすることで、頭のいい子が育つ、読書好きになる、という話は良く耳にしますよね!
とはいえ、読み聞かせはいつから始めるのがいいのでしょうか?
そもそも絵本に興味を持ってもらうためにはどうしたらいいでしょうか。
この記事では、
・読み聞かせを始めるタイミング
・読み聞かせは毎日しなきゃダメ?
・楽しい読み聞かせのコツ!
・絵本選びのコツ!!
について分かるようになっていますので、これから読み聞かせを始めようと考えている方の参考になればうれしいです。
読み聞かせはいつから始めるのがいい?
早速ですが、読み聞かせはいつから始めたらいいのでしょうか?
子どもが絵本や文字に興味を持ち始めたらでしょうか?
小学生になってからは遅いのでしょうか?
結論から言うと、
読み聞かせの開始時期は、いつからでもいいと思います
胎教なんて言葉もあるくらいですから、妊娠期間中体調が良く、時間や気持ちに余裕があれば是非おなかにいる間も読んであげたらいいと思います。
赤ちゃんが産まれて、機嫌のよいときに読んであげるのも良いでしょう。
「読み聞かせはいつから始めてもいい」と書きましたが、具体的なおすすめタイミングを挙げてみたいと思います。
読み聞かせのスタート時期①:【お座りできるようになったら】
赤ちゃんは3ヶ月頃からだんだんと物の色や形が見えるようになってくると言われていますので、絵本デビューにちょうどいい時期だという意見もあります。
とはいえ、まだまだ飲んで寝ての繰り返しの子もいると思うので無理して読み聞かせをする必要はないと思います。
時間と気持ちの余裕があるときにしてあげてください♪
私としては、首が座ったらお膝に抱っこして一緒に絵本を見るのがおすすめです!
首が座る時期になってくると、少しづつ起きている時間も長くなってくるので、読み聞かせもしやすくなってくると思います。
お互いに座って向かい合って絵本を読むことができるようになるし、ママの真似をして絵本をめくってみたりする姿もかわいいので読み聞かせのスタート時期としてはおすすめです♪
読み聞かせのスタート時期②:【1歳半~2歳頃】
いくら親が読み聞かせをしてあげたいと思っても、赤ちゃんが泣いてばかりでとても読み聞かせなんてできない!とか、子どもが絵本以外に興味があり読み聞かせができない!と悩んでいる方もいるかもしれません。
そういう場合は、言葉が少し分かるようになってから改めて読み聞かせにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
1歳を過ぎてくると、親の言っていることが段々と分かってくる子も増えてきます。
なんとなく会話ができる頃になれば、「絵本を読んであげるよ!」と声をかけることで興味をもって寄ってきてくれるかもしれません。
焦らず絵本選びや読み方を試行錯誤しながらゆっくりやっていくのがおすすめです!
赤ちゃんの頃から読み聞かせをしていると、言葉を覚えるのが早いとか文字を全部2歳で覚えたなどといったことを聞くこともありますが、早く覚えなくてもいずれ覚えるのであまり心配せずにやっていきましょう!
読み聞かせのスタート時期③:【3歳~4歳頃】
3歳~4歳くらいになってくると、だんだんと文字に興味を持つ子が増えてくるようです。
文字への興味を期に読み聞かせをスタートしてみるのはいかがでしょうか。
話を理解する力も2歳代と比べるとぐんと伸びているので、絵本の内容も理解できるようになりこれまでよりも「絵本は楽しい!」と感じる子が多いのではないでしょうか♪
我が家では
我が家はどうだったかというと、外遊びがとにかく大好きな子で家にいる間は抱っこして歩いていないと泣いているような子でした。
もちろん0歳~1歳代の頃は読み聞かせはできませんでした!
タイミングを見て絵本を読んであげてはいましたが、「絵本より抱っこ!」でしたので、まともに読み聞かせができるようになったのは2歳過ぎてからだったと思います。
そんな息子でしたが4歳になった今は、お風呂上りや寝る前に楽しく絵本の読み聞かせをしています♪
ちなみに…0歳の娘がいますが、生後3ヶ月あたりから読み聞かせをしていました。
現在生後10か月。絵本を読んであげると喜んで聞いていますし、自分でページをめくって遊んでいたりもします。

兄妹でもやっぱり性格によって好きなことが違うんだな~と実感しました!!
通信教育で有名な「こどもちゃれんじ」ですが、「こどもちゃれんじベビー」という0歳・1歳の赤ちゃん向けの教材も展開しています。 読み聞かせにピッタリな赤ちゃん向けの絵本と、楽しく頭と手指の発達を促す知育玩具が毎月送られてく …
読み聞かせは毎日した方がいい?
読み聞かせというと、毎日決まった冊数読んでいたり決まった時間に読むことにしているという方が多くいらっしゃいます。
読み聞かせは毎日したほうがいいのでしょうか?
息子の様子を見ていて思うのですが、毎日しなくてもOKです!!
が、毎日することで得られる効果もありますので、詳しく書いていきます。
【まずは絵本好きになってほしい!】読み聞かせは毎日しなくてもOK
読み聞かせよりも好きなことがある子の場合は、「毎日読み聞かせをする!」とあまり意気込まずに、子どもがノってきたときにするのがちょうどいいような気がします。
絵本を聞くよりもおしゃべりしたかったり、歌いたかったり、子どもにもその時の気分があります。
子どものやりたいことより読み聞かせを優先してしまうと、読み聞かせ自体嫌いになってしまう場合があります。
息子はまさにこのタイプで、寝る前はとにかく寝るまでおしゃべりしたい子でした。
寝る前に「絵本読む?」と声をかけますが、どうするかは息子の気分次第にしていました。
日中も気が向いた時だけ。絵本を読むより外遊びが大好き!!
息子の気が向いた時だけ読み聞かせをしていたわけですが、4歳になった現在、よっぽど眠い時以外は寝る前の読み聞かせを楽しんでいます♪
【読み聞かせを習慣化させたい!】読み聞かせを毎日した方が効果的
赤ちゃんの時から読み聞かせをスタートする場合や、すでに絵本が好きな子の場合は毎日読み聞かせをすることで「読み聞かせを習慣化」していくことができます。
大体でいいので決まった時間やタイミングだと効果的です!
絵本の読み聞かせには多くの効果がありますので、「絵本が好き!」で終わらずに「読み聞かせを習慣化」して多くの絵本に親しんでほしいですね♪
絵本の読み聞かせをすると、頭のいい子になる!という話を聞いたことはありませんか? しかし、ネット上では効果がなかったという話もたくさん見つかりますよね。 読み聞かせをしてきたのに効果がなかったのはなぜなのかについて考察し …
絵本の読み聞かせが大好きになる!!読み聞かせのコツ!
それでは、できるだけ子どもに「絵本って楽しい!」と思ってもらえるような「絵本の読み聞かせのコツ」について書いていきたいと思います。
1.なるべく同じ向きで座ったり寝そべりながら読んであげる
同じ目線で絵本を見ているということや体温を感じあえる心地よさがあり、子どもにとって読み聞かせの時間が心地よく楽しいものとなります。
2.静かに聞くことは強要しなくても良い
おうちで読み聞かせをしている場合は、途中で絵本の内容についておしゃべりしたりしながら進めていくのもアリだと思います!
3.お気に入りの本は何回でも読んであげる
「また?」と言わずに何回でも読んであげてください。
お気に入りの絵本を読んでもらう時間は子どもにとって最高に楽しい時間です♪
内容への理解も深まるかも?!
4.「1音1音ハッキリ読み」をしてみる
口を大きく開けて1文字1文字最後の文字までハッキリと発音しながら読むことで、落ち着きのない子どもも耳を傾けてくれる効果があるそうです。
読み方をいろいろ工夫してみるのも楽しいかもしれませんね!
5.感情をこめすぎない
つい、感情をこめて読みたくなりますが、あまり大げさに読むとママやパパの読み方や表情を面白がってしまいます。
絵本の内容を楽しんでもらうためにも、感情を込めるのはほどほどにした方が良いようです。

絵本の読み方のコツは他にもたくさんありますが、ここでは読み聞かせの楽しさや心地よさを感じてもらうことに焦点を当てて挙げてみました!
絵本好きになる!絵本選びのコツ!
子どもが興味を持ち、絵本好きになるような本ってどういう絵本でしょうか。
赤ちゃん向けや小さい子向けのおすすめの本ということで、他のサイトでは色使いに注目しておすすめしている場合が多いですね!!
ここでは、絵本を選ぶ際に色使い以外にも注目してほしいポイントを挙げてみました!
1.言葉のリズムが良い本
赤ちゃん向けや小さい子向けの本はハッキリした絵のものが好まれるようですが、絵だけでなく言葉にも注目してみてはいかがでしょうか?
言葉のリズムが良いものは、聞いている子どもの楽しい気持ちをアップさせるようです!
2.今の年齢より下の年齢対象の絵本を選んでみる
あまり読み聞かせに慣れていない場合は、いきなり今の年齢に合った本を読んであげてもイマイチ子どもの反応が良くないことがあります。
その場合は、今の年齢よりも少し下の年齢対象の絵本から始めて、少しずつ実年齢に近い本にしていくのが良いようです。
3.絵本を子どもに選ばせる
子どもが読みたい!と思った絵本を読んであげるのが本好きへの近道かもしれません。
ポイントは、子どもが実年齢より下の年齢対象の絵本を選んでも、喜んで読んであげることです!
自分が選んだ物を否定されるのは子どもにとってもうれしいことではありません。

普段絵本に興味のない子でも、図書館や本屋さんに連れて行ってあげると、喜んで絵本を選ぶかもしれませんよ♪
4.大人が気に入った本を読んであげるのもアリ!
子ども自身が選んだ絵本を読んであげるのはもちろん良いのですが、大人が読んであげたい絵本を選んでももちろんOKです。
大人が楽しそうに読めば、聞いている子どもも楽しいのではないでしょうか?

いくつかポイントを挙げたけど、そこまで難しく考えずに楽しそうだなと思ったものを選んでいいと思います!図書館や本屋さんに行く時間がない場合は、「こどもちゃれんじ」のように毎月年齢に合った絵本や読み物が届く通信教材もおすすめです!
読み聞かせにおすすめの絵本のご紹介
読み聞かせを始めるにあたって、どんな絵本を選ぶか迷いますよね。
そこで、我が家の子どもたちの反応が良かったものをいくつか紹介していきたいと思いますので参考になればうれしいです!
0歳の赤ちゃん向けのおすすめ絵本
赤ちゃんが認識しやすい赤と黒をメインに使った定番の絵本「あかあか くろくろ」は0歳の娘が機嫌よく聞いてくれます。
また、「いないいないばあ」のようにページをめくると飛び出してくる絵本や、触ると手触りが違う布やふわふわの毛がついている絵本も好きそうです!
自分でめくって触ったり、なめたりして遊んでいます♪
1歳半~向けのおすすめ絵本
「くまくまくんシリーズ」はストーリーがあるので、文字数も0歳向けの絵本よりあるのですがページ数が少なく、仕掛け絵本になっているので息子も飽きずに毎日のように何回も読みました!
絵本の楽しさに気づくきっかけとなった1冊でもあります。
「おさかなちゃんシリーズ」は小さいおさかなちゃんとパパやママがストーリーに出てくることが多いのですが、息子はおさかなちゃんに感情を移入して聞いているようでした。
最終的には、絵本を暗記してしまうくらい何回も読みました。
絵の色合いもくっきりしていて見やすいですし、擬音語も頻繁に出てくるので、0歳の赤ちゃんにもおすすめです。
3歳~向けのおすすめ絵本
3歳~4歳くらいになると、長い文章も飽きずに聞けるようになってきた感じがしました。
「14匹のねずみシリーズ」は季節ごとに合ったものを読んであげることで興味や楽しさも倍増しているようでした!
また、絵のスペースが大きく取られていて色合いも優しい感じで塗られているので、心地よさを感じられる絵本でもあります。
「行列のできるお店シリーズ」は、おいしそうな食べ物の絵がたくさんで見ているだけでも楽しめそうです!
ページ数も多く、文章も多めなので読み聞かせに慣れてきたらちょうどいいかなと思います♪

3歳向け~の絵本が難しそうな場合は、1歳~2歳向けの絵本に戻ってみると楽しめることがあります!
まとめ
絵本の読み聞かせはいつからスタートしても大丈夫!
早すぎることもなければ、遅すぎるということもありません!!
読み聞かせや絵本選びのコツについて書きましたが、一番大事なことは親子で楽しむことです♪
「楽しい時間にすること」と「楽しそうな絵本を選ぶこと」をまずは頭に置いて、読み聞かせをスタートしてみましょう!