ビタミンB6を含む食品は? ビタミンB6の効果やつわりとの関係も調べてみました!

健康に欠かせないと思われるビタミンの中でも、マイナーな部類だと思われるビタミンB6について、含まれている食品や効果を説明していきますので、是非ご覧ください。

SunaSuna

ビタミンB6はつわりにも効果が期待されていて多くのサプリメントが販売されています。

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ビタミンB6を多く含む食品・食べ物は?

ビタミンB6を多く含む食品・食べ物は?

早速ですが、まずはビタミンB6を多く含むとされている食品を見ていきましょう。

ビタミンB6はとうがらし、にんにく、パセリ、しょうが・・などの香辛料やハーブに意外と多く含まれているようなのですが、多く含むと言われている食品の中でも日常的に摂取しやすそうなものをピックアップしてみますね・・!

食材100グラムあたりのビタミンB6の含有量
みなみまぐろ 赤身・生(1.08mg)
びんながまぐろ 生(0.94mg)
牛レバー 生 (0.89mg)
豚ヒレ肉 焼き(0.76mg)
若鳥胸肉 焼き(0.66mg)
焼きサバ(0.54mg)
焼きサンマ(0.42mg)
バナナ 生(0.38mg)
フライドポテト(0.35mg)
アボカド 生(0.32mg)
ブロッコリー 生(0.27mg)
さつまいも(蒸し)(0.26mg)
じゃがいも(蒸し)(0.22mg)

基本的に鶏肉、魚、内臓肉には多くのビタミンB6が含まれていることがわかりますね。

ビタミンは調理や加工によって食品中に残るビタミンの量が減ってしまいます。

そのため、なるべくそのまま食べることのできる新鮮な食品から摂取することが効率の良い摂取方法になるかと思います。

しかしながら、アレルギーがある方や妊娠中の方、お子様など状況によっては生で食品を摂取できない方もいると思いますので、その場合には通常生で食べても問題ないような食品で摂取したり、サプリメントに頼るという選択肢も出てくると思います。

調理には大きく加熱調理と非加熱調理がありますが、特にビタミンB6に関して言えば、水溶性ビタミンと言われていて、水に溶けてしまう性質があるようです。

そのため、ゆでるという調理をすると、ゆで汁にビタミンB6が約20~30%ほど溶けだしてしまうというデータがあります。

しかしながら、ゆで汁も一緒に取れば溶けだしたビタミンB6を摂取することができますので、ご安心ください。

また、ゆでるよりも焼いたり炒めたりするほうが溶け出してしまうビタミンB6の量は少ないようです。

ビタミンB6の効果って?

ビタミンB6の効果って?

たんぱく質をエネルギーに変えたり、アミノ酸の代謝を促したり、血液などをつくる際のサポートをします。

免疫の正常な働きの維持、疲労を回復したり、神経・皮ふなどを健康に保つビタミンです。

エストロゲンの代謝に関わり、ホルモンバランスを整える働きがあります。

エストロゲンの急激な減少が元で起きるとされている月経前症候群の症状を和らげる効果があるとも言われています。

神経機能の正常化

ビタミンB6は、脳の指令を各器官に伝える物質:神経伝達物質の合成をサポートしています。

心を落ち着かせる働きのある神経伝達物質:セロトニン、ギャバ、ドーパミン、アドレナリンなどの生成に深く関わっている大切なビタミンです。

そのため欠乏することで末しょう神経障害、脳波異常、抑うつ、痙攣が起きることがあります。まれではあるようですが、乳児で欠乏すると痙攣が起きることもあります。

脂肪肝の予防

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が付いてしまっている状態の肝臓のことを指します。お酒の飲み過ぎや肥満でなってしまうものですね。

ビタミンB6は脂質の代謝を促進する働くがありますので、脂肪肝になるのを防ぐ助けになります。

皮膚の抵抗力の増進

タンパク質やアミノ酸代謝を促進させることで、皮膚の新陳代謝促進や髪の毛の生成、健康な歯を作る役割があります。

皮膚のターンオーバーを促す、皮脂の量を調節する作用もあり美しく健康な肌つくりに欠かせません。欠乏すると皮膚炎や唇の荒れ、発疹ができる場合があります。

他にも赤血球の形成に必要なため、不足すると貧血を起こすこともあります。

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ビタミンB6とつわりの関係

ビタミンB6とつわりの関係

妊娠初期から中期にかけて、つわりに悩まされる妊婦さんは多いと思います。

私もつわりがきつく、少しでもつわりを軽減したいと思いネットで検索をかけたどり着いた一つがビタミンB6でした。

つわりの原因については特定されておらず様々であるため、安全に劇的に改善する薬が未だにないようなのですが、原因の一つとして自律神経の乱れやアミノ酸の一種トリプトファンの代謝不良があげられています。

ビタミンB6の効果として上にあげた通り神経伝達物質の合成に関わる成分であることとアミノ酸代謝の促進があります。

そのため、ビタミンB6を適量摂取することにより、吐き気や嘔吐といった症状を改善できる可能性があると言われています。

つわりの治療のためにビタミンB6を補充するというアメリカでの研究においては、「つわりの症状をコントロールするビタミンB6の効果に関して確実な結論を引き出せなかった」という情報が厚生労働省による情報発信サイトに載っていたので、あくまでも「可能性」であり改善できない場合もあるということだと思います。

ビタミンB6の口コミや評判

ネット上の声を集めてみると、ビタミンB6を摂取することでつわりが軽減した!という声が多い反面、効果がなかったという声も多く見かけます。

私の場合は、ネイチャーメイドのビタミンB6を購入し飲んでみたのですが、全く効果は感じませんでした^^;

もしかしたら、効いた!という人はつわりの原因が自律神経の乱れやアミノ酸代謝の不良によって起きていた人たちなのかもしれませんね。

自分のつわりの原因によって軽減法も変わってくるのだと思いますので、ビタミンB6が効かなかった人もつわりバンドなどの他の方法なら効果があるものもありかもしれませんのでいろいろ試しながら乗り越えていけたらいいですね!

まとめ

ビタミンの中でもマイナーなビタミンB6ですが、その効果は多岐に渡っており案外健康に欠かせないものなのですね。

含まれている食品としては、野菜や果物よりも肉や魚が多いようですが、たんぱく質やアミノ酸の代謝に効果を発揮するということで、たんぱく質を多く摂取する方は基準よりも少し多めのビタミンB6の摂取が必要になるようですので、やはり肉や魚だけではなく、野菜や果物からもバランスよくとることが大切です。

また、妊婦さんのつわりにも効果がある可能性あるということで、食品からの摂取が困難な場合はサプリメントで補ってもいいと思います。

ビタミンB6は水溶性のビタミンということもあり、食事での摂取で過剰摂取になってしまうことはほとんどないとされてはいますが、食品とサプリメントから同時に摂取すると摂取過多になってしまう可能性もあるので、心配な方は産婦人科のお医者さんに相談してみてからサプリメント購入してくださいね。

以下、ご参考までに摂取量の目安を貼っておきます。

ビタミンB6の摂取量の目安
6歳から18歳未満の男性:0.8〜1.5mg
6歳から18歳未満の女性:0.7〜1.3mg
18歳以上の男性:1.4mg
18歳以上の女性:1.1mg
妊娠中の女性:1.3mg(+0.2mg)
授乳中の女性1.4mg:(+0.3mg)
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