前回は、1歳と4歳の子供を連れて源氏山の『葛原岡ハイキングコース』に挑戦してきました。
今回は、ゴールデンウィークに源氏山の『大仏ハイキングコース』に挑戦です!!
前回の葛原岡ハイキングコースは結構余裕で楽しくハイキングできたので、今回もいけるかなと思っていました。
『大仏コース』は『葛原岡コース』よりも、少し難易度が上がると言う認識でした。しかし、子どもを2人連れての大仏コースは、思っていた以上に大変でした^^;
大仏ハイキングコースを選んだ理由
●長谷駅→大仏(高徳院)→大仏坂入り口→銭洗弁財天→鎌倉駅
●子どもの体力によっては長谷駅→大仏(高徳院)→大仏坂入り口→葛原岡神社→浄智寺→北鎌倉駅
今回『大仏ハイキングコース』を選んだ理由は、前回挑戦した『葛原岡ハイキングコース』より難易度が少し上という認識だったからです。
前回は、葛原岡神社まで登って行ったあと、そのまま同じルートを折り返して下山しました。
行きも帰りも、4歳の子供は体力的にも精神的にも疲れた様子もなく最後まで楽しんで歩くことができていました。
なので、次は、1つ上のレベルの『大仏ハイキングコース』に挑戦しようと思いました。
私たちはハイキング・登山共に超初心者なので長谷駅→大仏→大仏坂入り口→銭洗弁財天→鎌倉駅というルートを計画しました。
大仏坂入り口の後に葛原岡神社を通る選択肢もありましたが、銭洗弁財天を通って北鎌倉駅へと下るルートだと舗装された道なので、山道よりはいくらか楽なルートになります。
源氏山『大仏ハイキングコース』までのアクセス
まずは、大仏ハイキングコース入り口の『大仏坂入り口』までのアクセスについてです。
源氏山の大仏ハイキングコース入り口は、長谷駅から約20分ほどです。
長谷駅は観光客が多く、道が狭い割に混んでいるため意外と時間がかかることがあります。
江ノ電下りに乗って『長谷駅』で下車後、右の踏切を渡ります。
写真で分かる通り、人がすごいです…!
子供とはぐれてしまわないように、十分に注意しなくてはいけません。
踏切を渡ってまっすぐ道なりに歩いていきますが、写真の通り右側は結構混雑しているのに対して、左側は段々と人がまばらになってきています。
高徳院(大仏)を拝観したい場合は右側を歩くのがいいですが、拝観しない場合は左側の方が歩きやすく、ハイキングコース直前にトイレもあるので、おすすめです。
※ただし、大仏ハイキングコース入り口は右側にあるので、最終的には道路を渡る必要があります。
念のため、ここでトイレを済ませておくと安心です…見落とさないように!
この先、右側に渡る必要がありますが横断歩道があるのでご心配なく!!
藤沢駅方面からくる場合はバスで『大仏坂』で降りると、大仏ハイキングコースにとても近いです。
大仏ハイキングコース入り口である『大仏坂入り口』は、こんな感じで山へと続く階段となっています。
ここから登る人は少なく、浄智寺から葛原岡を通ってこちらに下山してくる人の方が多かったです。
1歳&4歳を連れて登った体験談
それでは、大仏ハイキングコースを登った体験談を書いていきたいと思います!
今回は、大仏坂入り口→銭洗弁財天→鎌倉駅まで下山していくというプランです。
体力に余裕があれば銭洗弁財天ではなく、葛原岡神社を通ってそのまま山道を下山していくというプランも念頭にありました。
【意外と遠い…!】長谷駅~大仏ハイキングコース入り口
長谷駅から、大仏ハイキングコース入り口『大仏坂入り口』までは、歩いて20分くらいです。
5月のGWに行ったのもあって、結構電車内も駅も混んでいて日差しも強く20分よりも長く感じました。
葛原岡ハイキングコースと違って、道路沿いを歩く距離が長いため4歳の長男は少し飽き気味でした^^;
とはいえ、山に登り始めたらテンションも上がるでしょう。
【まさかOPENしていた!!】大仏坂入り口~樹ガーデンカフェ
ようやく大仏坂入り口に到着です。
うっそうとした山に階段が続いています!
階段を上っていくと、早い時点で分岐ルートが現れます。
これ、危うく階段を上ってしまいそうなのですが、銭洗弁財天へ行くルートはまさかの右の整備されていない細い道です!!
このまま階段を上っていくと、「大仏切通し」というエリアに着きます。
ただし、大仏切通しからは民家脇を通って道路に出るか、険しいルートを通っていくかの2択となっていて、このまま登っても銭洗弁財天に到着することはできません。
比較的すぐに道路に出ることができるので、階段でギブアップする場合はこのルートで戻ってもいいかもしれません。
また、険しいルートの方は最終的に崖下のような場所に到着してしまい、そこから先は行けるのかどうか不明でした。
子ども連れの場合は間違いなく先に行くことはできなそうでしたので、引き返してきました。
さきほどの分岐点を右に進みます。
進んで行くと間もなく、結構難易度の高いポイントが出現…!
ロープを掴みながら登ります。
1歳長女を抱っこ紐に入れていた夫は余裕だったそうです。
4歳の長男も難なく登っていました!(逆からスタートした人たちが、ロープを使って降りていたのですがそっちの方が大変そうな感じがしました。)
しばらく自然の中を歩きます。
すれ違う人がたくさんいて、外国から来ている方も多く挨拶をしたり道を譲り合いながら歩きました。
急な登りも木の根が階段のようになっていて、助けてくれます♪
この時点では、4歳の長男は少し疲れが見えたものの変化のあるコースに飽きることなく進むことができていました!
途中、白いワンピース姿の女性や日傘を持った女性陣とすれ違いました。
大仏ハイキングコースだけでいえば、スカートや日傘での参加はおススメできません。
ロープを使う所や険しい箇所がいくつかあるので、ズボンと帽子&日焼け止めがベストです!!
ところで、源氏山には『樹ガーデン』というカフェがあったのをご存じですか?
大仏坂入り口と銭洗弁財天/葛原岡神社のちょうど中間くらいの地点にあります。
紆余曲折を経て閉店したとサイト上では出てくるのですが…まさかの、OPENしている…!
大仏坂入り口から樹ガーデンカフェまで約30分ほどかかりました。まだそこまで、疲れてはいませんでしたが、樹ガーデンカフェがOPENしていたので休憩することにしました!
【子供たちの限界が近い】樹ガーデンカフェ~銭洗弁財天
せっかくOPENしていたので、樹ガーデンで休憩をしていくことにしました♪
入園料が大人:500円、子ども:250円かかります。1歳長女は無料でした。
庭園内でドリンクや軽食をいただくことができます!!
素晴らしい景色と雰囲気です…!
小鳥のさえずりが聞こえ、大自然の中で食べるクロワッサンサンドは絶品です。
店員さんもとても親切で、赤ちゃんがいるということでわざわざ直射日光が当たらない涼しい席に案内してくれました。
長男も、クロワッサンサンドを一人で完食!はしゃいでいました。
カフェを出た後に、長女にもおやつとお水を補給しました。
この後は、比較的平坦な道やゆるやかな道が続いていて大変な箇所はほとんどありませんでしたが、それが逆に子どもは飽きてしまったのもあって、段々と疲れが見え始めてきました。
4歳の長男は「おやつ~おやつ~」と、常におやつを欲しがるし、1歳長女はずっと抱っこ紐に入っているのが疲れてしまったようで、グズグズし始めました。
景色を楽しむ余裕もあまりないまま、下山に集中することに…。
葛原岡神社を通って下山という選択肢はこの時点でなくなり、銭洗弁財天を通って舗装された道を歩いて鎌倉駅へと向かうことにしました。
樹カフェから銭洗弁財天まで20分ほどかかったと思います。子供たちにも疲れが見え始め、ペースが大幅にダウンしてしまいました。
【4歳長男ついに肩車】銭洗弁財天~鎌倉駅
銭洗弁財天を少しだけ見て、足早に帰路に着きます。
ここからはもう山道ではありません。
コンクリートの道になっていて、民家も見えてきます。
銭洗弁財天を見た後は、ずっと肩車でした。
もう少しがんばって歩けたかもしれませんが、人が多いのと歩道がなく車も通るので最終的には肩車をしました。
1歳長女がぐずっていて早めに駅に着きたかったのもあります。(長男を歩かせたら、ノロノロ歩きで日が暮れそうだったので…)
肩車したのもあって、銭洗弁財天から鎌倉駅までは予定通り20分ほどで到着できたと思います。
【難易度】不慣れな子ども連れには厳しいかも?
小学生以上の子供や、それより低い年齢の子でも既に何回かハイキングや登山を経験していたり、体力に自信がある子であればちょうど良い!!
源氏山『大仏ハイキングコース』の難易度ですが、正直なところ子ども連れの初心者には少し厳しい印象です。
初心者で小学生未満の子供だとコースの長さ(大人の足で約40分)で疲れてしまい、途中でしんどくなる場合があります。
また、数か所ではありますがロープを使う箇所や階段が続く場所があるので2歳~3歳くらいの子供だとバテてしまったり、上り下りが難しく親の負担が想定よりも増える可能性があります。
大仏ハイキングコース5月の服装
服装についてですが、『葛原岡ハイキングコース』と比べると難易度が高いこともあり、絶対にズボンをおススメします!!
ショートパンツやキュロットは問題なさそうですが、スカートはかなり歩きにくいと思います。
5月の初旬は山中は涼しいエリアが多いので、日差しが気になる場合は薄い上着を着てもいいと思います。
半袖でもとても気持ちよく、寒さは感じません!
●スカートは避ける!
●ヒールの靴は歩きにくい!
●半袖でも上着ありでもどちらでもOK!
持ち物
持ち物は、これがないとマズイ!ような特別に重要なものはありません。
あ、飲み物やちょっとしたおやつはあった方が絶対にいいです!!
もちろん、最低限の赤ちゃんのお世話グッズは忘れずに…。
●おやつ等の食料
●軍手(ロープを掴むので)
●帽子
●ばんそうこう
●その他、赤ちゃん用のオムツやおやつ、飲み物など
注意点
思った以上にレベルが高めだった『大仏ハイキングコース』の注意点を挙げていこうと思います!
これから登ろうと思っている方は参考にしてください♪
無理のないペースで歩く
子ども連れの場合は、通常よりも難易度が上がります。
他サイトでは、『葛原岡・大仏ハイキングコース』は初心者でも全く問題なく、気持ちよく登れると紹介されていることが多いです。
しかし、体験談でも書いた通り子どもの年齢や体力によっては後半バテてしまい大幅なペースダウンとなってしまうこともあります。
余裕を持ったプランを立てること、油断せずに急がずに無理のないペースで歩くことを心がけたほうが良さそうです。
ケガをしそうな箇所がある
ロープを使うような場所や子供は手足をしっかり使わないと登るのがキツイ箇所がいくつかあります。
山中にフェンスが設置してあるわけでもないので、滑落する可能性のある場所もあります。
(命に関わるほど落ちてしまうような場所は基本的にはないと思いました。)
はしゃぎすぎず、落ち着いて歩くようにしましょう。
雨の次の日に注意!
前日雨だったため、ぬかるんでいる場所がいくつかありました。
泥がぐちゃぐちゃになっていて、避けて通らないと靴が濡れてしまったり滑って転んでしまいそうでした。
雨の翌日にハイキングを予定している場合は、ぬかるみにも気を付けながら歩いた方が良いです!
蚊が発生
5月初旬とはいえ、前日に雨が降ったり気温が高かったりしたのもあってか、すでに蚊が発生していました。
大量に発生しているわけではなく、虫刺されも気にするほどではありませんでしたが、5月中旬以降は蚊も増えそうですので虫よけスプレーや薄手の長袖を用意するのも手かもしれません。
虫刺されは最終的に夫が1~2か所、4歳長男が1か所程度でした。
子どもを連れてハイキングに挑戦したい!と思っても、超初心者だと安全面や体力面で心配だったりしますよね。 今回は、1歳と4歳の子供を連れて鎌倉にある源氏山に登ってきました! 私たちは、これまで特に登山やハイキングをしたこと …
源氏山【大仏ハイキングコース】の見どころ
最後に、源氏山『大仏ハイキングコース』の見どころを紹介しておしまいにしたいと思います。
ハイキング途中にもたくさんの見どころがあって、楽しく登れます!!!
歩きごたえ抜群の自然豊かなコース
『葛原岡ハイキングコース(浄智寺→葛原岡神社・源氏山公園)』は楽しいハイキングという感想でした。
対して『大仏ハイキングコース(大仏坂入り口→銭洗弁財天)』は、歩きごたえ抜群でハイキングらしいコースとなっていると思いました。
木の根の隆起具合も葛原岡ハイキングコースよりも激しく、木々に太陽が遮られてうっそうとしているような場所も多かったです。
小鳥のさえずりも頻繁に聞こえてきます。
コースの長さも相まって、ハイキングに行ってきたという満足感が得られます。
樹ガーデンカフェ
途中にあるガーデンカフェです。
雰囲気も良く、庭には季節のお花がたくさん植えられています。
クロワッサンがサックサクで絶品です!!
ちょっとした洋菓子も売っていますので、源氏山公園へ行かない場合は休憩したりトイレがないのでここで一休みするのもおススメです。
※飲食しなくても、入園料(入場料)がかかるのでご注意を…!
佐助稲荷
今回は、余裕がなかったので立ち寄りませんでしたが、出世・開運のご利益があるようなので、余裕がある場合はぜひぜひ立ち寄ってくださいね…!
”鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の夢に現れた稲荷神を祀る神社。 夢の中で頼朝に平家打倒を促し、その結果勝利を収めたことから、 出世開運のご利益があると言われる。”
江の島・鎌倉ナビより引用
出世のご利益…是非お参りしたい…!次回は佐助稲荷を目指して行こうかな?
銭洗弁財天
金運・財運のご利益があるとされています!!
拝観料や入場料は無料なので、是非ともお参りしてご利益にあやかりたいですね!
お参りしている人はたくさんいましたが、並んで待たなくてはいけないほど混雑はしていませんでした。
まとめ
初めての大仏ハイキングコースは、帰りはヘトヘトでしたがなかなか満足度の高いコースでした!!
夫婦2人であれば、簡単すぎずほどほどに疲労感を感じるような、初心者にちょうど良い難易度のコースだったと思います。
しかし、1歳と4歳の子供を連れてとなると、難易度は1ランク上がると感じました。
もう少しハイキングの経験を積んでから、またチャレンジしたいと思います。
(今回は、長男が帰り道肩車をしてしまったので^^;)
その頃には、2人の子供も今よりも年齢も体力も成長しているのでもう少し余裕を持って歩けると思います。
子どもを連れてハイキングに挑戦したい!と思っても、超初心者だと安全面や体力面で心配だったりしますよね。 今回は、1歳と4歳の子供を連れて鎌倉にある源氏山に登ってきました! 私たちは、これまで特に登山やハイキングをしたこと …