2歳で迷路ができないのは普通?

2歳からでも迷路に挑戦できるって聞くけれど、実際にやらせてみると線が引けなかったり、すぐに飽きてしまったり…

『うちの子、できないのかな?』と心配になることもありますよね。

でも、迷路ができないのは珍しいことではなく、発達の段階や練習方法によって自然にできるようになっていくので大丈夫!

この記事では、2歳の迷路遊びのメリットや、難しいと感じたときの工夫、楽しみながら挑戦できるワークも紹介していきたいと思います!!

この記事でわかること
2歳で迷路ができないとどんな問題がある?
2歳で迷路に挑戦する時のコツ
おすすめの迷路
迷路の知育効果
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めいろは何歳から?

めいろは何歳から?

さて、迷路は何歳からチャレンジするのがちょうど良いでしょうか?

迷路遊びは2歳頃からでも楽しめる遊びです。

とはいえ、2歳頃の迷路遊びは、壁を突き抜けて進んだり、スタートとゴールが分かっていなかったりすることもしばしば…。

実は、迷路ができるようになる時期には個人差があって、もし2歳のうちにできなかったとしても普通のことなんです。

練習していくことで、段々とできるようになってくるので安心してください!

年齢 発達の目安
2歳 「道をたどる」より「線をぐちゃぐちゃ描く」ことが多い。
「迷路」の趣旨を分かっていないことも多い。
3歳  「スタートからゴールに進む」意識が出てきます。
4歳 選択肢のある迷路(行き止まりがあるタイプ)も理解できるようになる時期。
5歳~ 複雑な迷路や長いルートでも挑戦できるようになります。
2歳児に迷路が難しい理由手指の動きがまだ未熟
道をたどるという概念が難しい
集中力が続かない

めいろができないとどんな問題がある?

2歳でめいろができないと何か困ることがある?

「安心してください!」といっても、何となく不安だったり、迷路ができる子がいると心配になったり…。

不安を解消するために、なぜ不安になっているのか、迷路ができないとどんな問題があるのかを探っていきましょう!

2歳でめいろができないとなぜ心配になる?

2歳でめいろができないとなぜ心配になる?

自分の子が迷路にチャレンジしても、うまくできないと何となく心配になったりすることってありますよね。

そんな時、私たちはなぜ心配になるのでしょうか?

2歳で迷路ができないと何が心配?
発達が遅れているんじゃないか?
手先が不器用?
集中力がない
学習面の才能がないんじゃないか?

発達の遅れが心配

特に幼児向けのワークやプリントは適した年齢が表示されていることが多いので、その年齢で「できるはず」と思いがちです。

それなのにうまくできないと、「発達に問題があるのでは?」と感じやすいのではないでしょうか。

そんなことはありません。

ワークやプリントに表示してある年齢は、それくらいの年齢で練習してみましょう!始めてみましょう!という意味合いだと思います。「この年齢なら普通はできますよ。」という意味で表示されている年齢ではありません。

手先が不器用なのかな?

鉛筆や色鉛筆などの筆記具をうまく持ったり使ったりすることができずに、線を引くことができない様子を見て不器用なのかな?と心配になる人もいるのではないかと思います。

心配いりません!

線を引くって幼児にとっては、本当に、とっても難しいことなのです。

この段階で上手にできなくても、将来ちゃんと鉛筆を持って字を書けるようになります。

集中力なさすぎじゃない…?

迷路を一緒に始めてもすぐに飽きてしまったり、ぐしゃぐしゃにしてしまったり、途中で中断してしまうこともありますよね。

そんな姿を見ていると、「集中力がないんじゃないか」=「学習に向いてないんじゃないか?」と心配になることも。

→そもそも、2歳児の集中力の目安は だいたい5分〜10分程度 といわれています。

ポイントは、子どもが好きなことかそうでないかによってだいぶ変わってくるということです。

あまり興味が無かったり、一生懸命やって疲れてしまえば1~2分で辞めたがったり飽きてしまうことも普通にあることです。

学習面での才能がないのでは?

自分の子どもが、上手に何かをできるようになることはとても嬉しいことですよね。

それが、他の子よりも早くできれば尚更でしょう。

うちの子は賢いんじゃないか?と、どうしても期待したいのが親というものです。

「めいろ」ができないと、その期待を裏切られた気がしてがっかりする気持ち、そして、「勉強に向いてないのかな」まで思ってしまう人もいるようです。

そんなことはありません。

気持ちはとってもわかります。

でも、2歳の時点で迷路ができる・できないが勉強に向いているかどうかの指標にはならないと思います。

そもそも2歳で迷路ができないのは普通のことなのです。

2歳でめいろができないと何か困ることがある?

自分の2歳の子が迷路ができなくても全く心配いらないとはいえ、できないと何か困ることはあるのでしょうか?

結論から言うと「ない」です笑

2歳児は「まだ迷路を解く」年齢ではないんです。

できる子がいるとしたら、その子は発達が早いということです。

2歳で迷路ができなくても、何も心配はいらないし、困ることもありません。

ですが、迷路の練習をすることは発達にかなり良い影響を与えるのも事実です!

なので、今はできなくてもぜひ「迷路遊び」は続けていって欲しいです♪

実は長男は4歳で初めて迷路のワークをやった

実は長男は4歳で初めて迷路のワークをやったくもん2歳
【くもんはじめるめいろ 2~4歳向け】 4歳で初めて取り組んだ
実は長男は4歳で初めて迷路のワークをやったくもん6歳
【くもんがんばりめいろ 4~6歳向け】5歳時点ではスイスイいけるように。

実は、長男は座学やワークに全く興味がなく、初めて迷路のワークに取り組んだのが4歳になったばかりの頃でした。

絵本に載っている迷路にも興味を示さず、私はとても心配でした。

4歳で試しにくもんの1番簡単なレベルの迷路ワークを購入して取り組ませてみたところ、思ったよりもスイスイ進んで5歳でシリーズの中で一番難しいレベルの迷路ワークも自分でやり切ることができるようになりました。

(4歳時点で迷路のルールを教えないといけないレベルでした笑)

なので、2歳時点で迷路ができなかったり、興味を持ってくれなくてもそこまで心配しなくても大丈夫です♪

SunaSuna

迷路が大好き!というわけではないので、進度はゆっくりでしたが、5歳くらいになると難しい迷路もちゃんとできるようになりました。

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迷路ができるようになるには?

2歳児は、手指の動きがまだ未熟だったり、迷路のルールの理解、集中力などの問題で迷路がすぐにできるようにはなりません。

ですが、工夫しながら続けていくことでできるようになってきます!

SunaSuna

ぐしゃぐしゃに書いてしまう場合も、迷路をやりたがったらやらせてあげると早く上達する気がします。逆に迷路に興味を示さない子の場合は、無理にやらせず、たまに声をかけてあげるくらいが良いと思います。

2歳さん向けの迷路ができるようになってくるステップをご紹介します。

①スタートとゴール②壁にぶつからないようにしようというルールの基本は毎回説明してあげるようにしましょう!

理解したら説明はしなくてOK!

めいろができるようになるまでのSTEP①

理解できないとしても、迷路のルール『スタートからゴールへ行く。壁にはぶつからない。』を説明しましょう。

「鉛筆やクレヨンでやりたい!」と特に言われない限りは、最初は指で道をなぞることから始めましょう。

コツは、親が指で先導して子どもがその後ろを指でついていくというスタイルにすることです。

SunaSuna

ママの指ちゃんについてきてね~?いい~?

長女長女

うん

それでも子どもは壁を突き抜けたり川を越えたりして進むこともしばしば。

そんな時は、一緒に笑いながら楽しんでOK!

ルール違反したり、線がはみ出しても注意したりせずに気にしなくて大丈夫です。

めいろができるようになるまでのSTEP②

めいろができるようになるstep2

指での練習がある程度終わったら、鉛筆を持って練習してみましょう!

指ではうまくできていたけど、鉛筆だと難しいという場合もあります。

また、やっぱりまだルールが良くわかっていないということもあり得ます。

でも、指練習に戻さなくても大丈夫です。(本人が指がいい!と言うなら、指にもどしてもいいと思います)

そんな時は、スタートからゴールまで線を引いてあげます。

その線をなぞって進んで行くようにします。

SunaSuna

ピンクの線の上を行ってね!だと、ゴールに行けるよ~!

迷路だけでなく、鉛筆で線を引く練習・運筆練習にもなります。

それでも難しければ、一緒に鉛筆を握ってあげて動かしてあげても構いません。

いつの間にか、ヒョロヒョロ線ではありますがピンクの線なしでも自分でできるようになっていたりします!

※初めて鉛筆を持つなら、指をちゃんとサポートして持ち方を整えてくれるアイテムがあると鉛筆書きもやりやすいと思います。

おすすめ鉛筆サポーター→「もちかたサポーター

めいろができるようになるまでのSTEP③

めいろができるstep3

ステップ②の練習を続けると、早いと1週間~2週間ほどで親が線を引いてあげなくても2歳~3歳用のワークの迷路を自分でスタートからゴールまで行けるようになってきます。(書くことに興味があって3歳が近い場合なので、興味がなかったり2歳半前後だともう少し時間がかかるかも)

続けていてもなかなか上達しない場合は、「スタート」と「ゴール」を先に一緒に確認してみることをおススメします。

SunaSuna

ここから始めるんだよ~。そして、最後はここに来るようにしてね!途中川に落ちないでね。壁にもぶつかると痛いから気を付けてね~!

声をかけながら、スタートとゴール、そしてゴールまでの道を一緒に確認します。

その後やらせてみるようにしてみてください!

2歳さんにおすすめのめいろ

迷路遊びが初めて・始めたばかりの2歳児さんには『太い道や一本道』のシンプルな迷路からスタートするのがおすすめです!

迷路のワークの中でも、特に①くもん②学研③七田式は有名なだけあって、2歳さんにピッタリの迷路がたくさん載ったワークとなっています。

今回は、この3種類の2~3歳向け迷路+ワーク以外のおすすめのめいろをご紹介したいと思います!

SunaSuna

実際に2歳の長女が取り組みました!どれも同じかと思っていたのですが、意外にもちゃんとそれぞれ特徴がありました!

1番易しい!学研「2歳 めいろ」(学研の幼児ワーク)

学研めいろ2歳

特徴:イラストがかわいく、補助の点線があって初めてでも取り組みやすい。

メリット:お勉強感が強すぎず、指でも鉛筆でも楽しめる。

2歳でも挑戦しやすい度:★★★★★

最初に挑戦する迷路としては、一番おすすめです!

というのも、最初のページからしばらくは迷路上に点線が描いてあるのでその上をたどっていくだけでゴールまで行くことができるようになっているんです。

ルールが理解できなかったり、線をうまく弾けない場合でも指でも鉛筆でも点線をなぞるだけで楽しく迷路をすることができます!


少し慣れてきたらチャレンジしたい!くもん出版「はじめるめいろ」2・3・4歳

くもんはじめるめいろ2歳

特徴:シンプルながらも程よいレベル感の迷路。途中から簡単な条件も加わる。

メリット:「迷路」の練習がしっかりできる。

2歳でも挑戦しやすい度:★★★★

学研と比べると迷路のレベルが少し上がっているように感じました。

ちゃんと迷路っぽくなってきています!

シンプルな色合いのイラストで、補助の点線もないので迷路に少し慣れてきた頃にピッタリです!

特に前半は難しくない迷路も多いので、どんどん進んで楽しく練習ができそうです。

後半は、「同じ絵の所だけを進んで行きましょう。」のような条件が加えられる迷路も登場します。


知育課題もある!七田式知力ドリル「めいろ」2・3歳

七田式知力ドリルめいろ2歳

特徴:線をなぞる練習から始まり、徐々に分岐のある迷路に進む構成

メリット:1日1枚ペースで取り組める。迷路以外に知育課題もあり。

2歳でも挑戦しやすい度:★★★

前半はくもんと同じレベルの迷路が続きますが、後半からはちょっとした知育課題を解きながら迷路を進むというスタイルも出てきます。

迷路自体は難しくありませんので、普通の2歳向けの迷路はもう結構できる!となったら挑戦してみてはいかがでしょうか?

迷路が大好きな子や、あっという間に終わってしまう子にもおすすめです!


無料プリントや迷路の絵本もGOOD!

他にも、迷路はワークを購入しなくても無料のプリントでも入手することができます。

おうちにプリンターがある人は、無料プリントでも良いかもしれません。

また、まだ座って取り組むことが苦手な子や鉛筆やクレヨンを持ちたがらない場合、読み聞かせの方が好きな場合は迷路の絵本がおすすめです!

お膝に乗って、親子で一緒に絵本を読みながら迷路遊びをするのもとっても楽しいですよ♪


めいろのメリット・知育効果とは?

めいろのメリット・知育効果とは?

最後に、迷路遊びのメリットや知育効果についてご紹介したいと思います。

迷路のメリットや知育効果としては、空間認識能力が上がるとか推理力がつくといったことが良く言われています。

今回は、特に2歳児が迷路に取り組むメリットや知育効果に絞ってみていきたいと思います!

運筆の練習になる!

2歳だと、まだ迷路を始めたばかりのことが多いので、空間認識能力や推理力よりも『運筆の練習になる』というのが大きなメリットの一つだと思います。

数字や平仮名に進む前に迷路に取り組んでいると、自然と運筆の練習にもなりスムーズに入っていくことができます。

迷路や運筆練習のワークに取り組んでから平仮名に入るのと、そうでないのではかなりの差が出ると感じます。

手と目の対応(協応)

迷路は、目(視覚)と手の動きを同時にコントロールする「手と目の協応」を強く育む遊びです。

のちに 文字を書く/ハサミを使う/ボールをキャッチする といった生活や学習動作の基盤にもつながっていきます。

達成感

「できた!」という経験は、自信や学ぶ意欲の土台になります。

線からはみ出しても「ここまでできたね」と認めることは、安心感や挑戦する気持ちにつながります。

迷路に取り組むことで、これからの学習に必要となる土台が作られるわけですね!

集中力がつく

2歳児の集中力はまだ5〜10分程度ですが、迷路の「入口から出口まで行きたい!」という気持ちが、自然と集中を促します。

最初はすぐに飽きてしまっても、また挑戦してみよう!とか最後までやりたい!という気持ちが育ってきて、集中する時間も長くなってくると思います。

まとめ

2歳で迷路ができないのは、発達的にとても自然なことです。

できなくても困ることはなく、むしろ「運筆の練習」や「手と目の協応」のきっかけとして、少しずつ楽しみながら挑戦していくことが大切です。

迷路はうまくできなくても、線をなぞろうとしたり、ゴールを目で追ったりするだけで十分に効果があります。

はみ出したり途中でやめてしまっても、それも成長の一歩。

もし「できない」と感じたら心配するのではなく、年齢に合ったやさしいワークや絵本を選んで「遊びの延長」で取り入れてみましょう。

楽しく取り組むうちに、集中力や達成感も育っていきますよ。

2歳の迷路遊びは、「できるかどうか」ではなく「楽しみながら取り組む経験」こそが一番の学びになります!

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