4歳の壁という言葉は聞いたことがありますか?
4歳ころになってくると、イライラしがちだったり、怒りっぽくなったりする子が出てきます。まさに反抗期…。
せっかく会話や身支度などたくさんのことが上手にできるようになってきて、成長を感じていたのに、「どうして?」と思ってしまいますよね。
今回は、4歳の息子が癇癪を起したときに試した対処法とその効果などの体験談を紹介したいと思います!
息子は4歳3ヶ月あたりから、ちょっとしたことで癇癪を起すようになりました…。
4歳は反抗期!我が家の【4歳の壁】体験談
2歳のイヤイヤ期を過ぎ、3歳になるとだいぶ落ち着いて育児が少しづつではありますが楽になるのを感じていました。
ところが4歳を過ぎたあたりから、ほんのささいな事で怒りだしたり、ひどいと癇癪を起すようになりました。
2歳の頃と比べると4歳児は会話も上手ですから、本当に「ああ言えばこう言う」状態です。
そこで初めて「4歳の壁」という言葉を知りました。一時反抗期とも言うようです。
この時の息子の様子や、どう乗り越えたのかをご紹介していきます!
「4歳の壁」に突入するとどうなってしまうの?
4歳になって結構いろいろなことができるようになり、こちらの話も理解してくれるようになったにも関わらず、ある時からすんなりといかなくなるようになりました。
息子だけでなく、ママ友さんからの話など聞いていると圧倒的に多かったのがちょっとしたことで怒りだす・癇癪を起すでした・・笑
最初は優しく話したり、なだめようとするのですが、すぐには怒りは収まらないようでした。
延々と癇癪に付き合っているとこちらもイライラしてきて、大声を出してしまったりするときもあるのですが、大声を出したり叱りつけたりしても全く効果はなく、むしろさらにヒートアップして逆効果でした…。
2歳の時のように、重すぎて抱っこしてゆらしながらなだめることもできません。。
他にも、息子の場合はやたらと甘えん坊になるときもありました。
というよりは、癇癪を起した後に甘えてくる場合が多かったです。
(言うことをすぐには聞いてくれなくなった)
●思った通りにできないと癇癪
●手伝ってあげても癇癪
●朝からイライラ。1日中怒りん坊
●癇癪の後は甘えん坊
●癇癪の際に手足がでる
1回癇癪を起すと、どうやっても本人の気が済むまで終わらないのが一番つらかったです。。
【4歳の壁】効果的な接し方は?!
優しく言ってもダメ、大声を出してもヒートアップ・・一体どうしたらいいのか毎日悩みました。
そもそも、なぜ息子はささいなことで1日に何回も怒っているのか理解できませんでした。
時間に大幅な余裕をもって具体的に声掛けする
個人差が大きいと思いますが、子どもが怒り出すタイミングにはパターンがあることがあります。
息子の場合は、「やらなくてはいけないことをせずに遊んでいるときに声をかけられると怒り出す。」というパターンが最も多かったと思います。
時間通りに子どもに何かをしてほしい時には、時間に余裕をもって声掛けすることを心がけました。焦らせると逆効果でした!
時間に余裕をもって声をかけると、こちらの心にも余裕ができるので子どもがすぐに行動してくれなくてもイライラせずにすみます。
また、声掛けするときには具体的な時間やタイミングを伝えると子どもも気持ちを切り替える準備ができます。
・「今作っている部分が完成したらごはんにしよう。」
・「時計の針がここに来たら準備しよう。」など。
子どもの気持ちをまずは受け入れる
自分の思い通りにならない時や「邪魔された!」と感じたときに怒り出したり癇癪を起すことが多いようでした。
子どもがイライラしているなぁと感じたり、何かに夢中になっているときに指示をしたいときには「気持ちわかるよ。」という共感を示してあげるようにしました。
・「難しいよね~でも、うまくできていると思うよ!」
・「大丈夫大丈夫、イライラするけど、何回もやるうちにうまくなるからやってみたら?」
・「もっと遊びたいよね。でも、準備しないとバスに置いていかれちゃうよ。」など。
怒りの発散の仕方や消化の仕方を一緒に考える
声掛けを工夫することでお互いに気分よく過ごせるようになれたらいいのですが、それだけでは難しい場合も多いですよね。
息子と話してわかったのですが、息子自身もなぜ自分がこんなにイライラしてしまうのか、怒りたい気持ちになってしまうのか分からないそうなのです。
また、怒りたい気持ちになったときにどうしていいかわからず、大声を出したり、叩いてしまったり癇癪を起してしまうようなのです。
会話がうまくなってきたとはいえ、4歳の子どもには自分の気持ちを認識し、上手に言語化するのはまだ難しいのですよね。
イライラした時や怒りたくなった時にどうしたらいいのかを一緒に考えてあげることで、自分に合った方法で自分自身で解消していけるのではないでしょうか。
「怒りやイライラの気持ち」や「どう感情に向き合うか?」をイラストと分かりやすい文章で表現した絵本を一緒に読むのもおすすめです。
●イライラしてきたときに効果があった発散方法
・深呼吸してみる
・体に力をギューッと入れた後にスライムのようにダラ~っと力を抜く
・パパやママに抱きしめてもらう
・お外をお散歩してみる
●こんな方法もあるよ♪
・新聞紙をビリビリに破く
・ソファやクッションを思いっきり叩いてみる
・クレヨンで紙に思いっきりぐるぐる書く
自分の感情や向き合い方がなんとなく理解できたからか、落ち着いてくるきっかけになったよ。
子供は2歳のイヤイヤ期から始まって、4歳の壁やその後も年齢や性格によって様々な感情や気分が発達していきます。 感情や気分をきちんと処理できないと癇癪を起してしまったり、周りとうまくいかなくなることも…。 「本当はこうした …
暴力や暴言は容認しない!
癇癪を起すと、蹴とばしてきたり叩いてきたりする場合があります。
息子はそれまでは私に暴力を振るってきたことは1度もありませんでした。
暴力と言っても、息子なりには手加減をしていたと思いますが、そうであっても暴力は暴力。容認してはいけませんよね。
叩いたり蹴ってきたらどんなに癇癪を起していても、毅然とやめるように言います。
暴言も同じです。
息子の場合は「嫌いよ!」や「いなくなればいい!」と言った言葉でしたが、「悲しくなるような言葉は言ってはいけないよ。」と伝えました。
とはいえ、癇癪中はおそらくあまり聞いていないので、後に落ち着いたときに優しくもう一度伝えました。
愛情を言葉で伝える
毎日子どもが癇癪を起してばかりだと、こちらもイライラしたり怒ってばかりになってしまいますよね。
そんな時は、「どうやら子どもはママに嫌われたのかな?」、「ママは自分のことを嫌いだから怒るのかな?」と思ってしまう時があるようなのです。
この時期はこちらも余裕がなかったり、気持ちをうまく切り替えることができなかったりしますが、癇癪の後や寝る前の時間などに大好きということをしっかり伝えるようにしていました。
4歳の壁とは?
そもそも「4歳の壁」とは何なのでしょうか?
4歳は運動面でも精神面でも様々なことが上手にできるようになってくる時期です。
その一方で、子ども自身はその変化についていけないこともあり、戸惑いを覚える時期でもあります。
その、運動面(身体面)と精神面の変化への対応やバランスが不安定になることで感情も不安定になりがちになるようです。
感情が不安定になっている状態を「4歳の壁」と表します。
【身体面】
●全力疾走したり、長時間歩けるようになる
●ハサミを使ったり、お茶を入れたり細かい動きができるようになる
●物を静かに置いたり力加減ができるようになってくる
●片足とびができるようになる
【精神面】
●周りを気にするようになる
●お友達との関わりに興味を持ち始める
●会話が上手になってくる(使える単語や接続詞なども増えてくる)
●なんでも自分でやりたがる
2歳のイヤイヤ期は前頭葉の未発達による「我慢ができない・欲求に忠実」から来るらしいんだけど、4歳の壁は「心身の成長に起因する心の不安定」から来ているらしいよ!
まとめ
毎日朝からイライラしている息子と1日中向き合うのはとても辛いものがありました。
しかし、なぜこの時期にイライラしているのか、なぜ癇癪を起してしまうのかを理解することで次第に息子への接し方もわかるようになってきました。
「4歳の壁」をどう乗り越えるかは個人差が大きく、どの方法が合っているのかを考えていろいろ試してみるのが良さそうです!!
もし、いろいろ試してうまくいかなかったとしても、試しているうちに乗り越えてしまっていることもあります。
「4歳の壁」を乗り越えれば、一回り成長した子どもの姿が見れますよ♪
息子は現在4歳半ですが、今はとても落ちついて優しい子になりました♪♪♪