
まだ言葉もままならない1歳の子ども。
でも、実は“手先の遊び”を通して驚くほど多くのことを吸収しているんです♪
そんな発達の入り口にぴったりなのが、シール貼り遊び!
指先を使ってペタペタ貼るだけのシンプルな遊びですが、楽しみながら集中力や空間認識、自己表現など、たくさんの知育効果が期待できます。
この記事では、1歳児にぴったりのシール遊びのねらいや効果、親子で楽しむコツ、100均や人気シールブックの活用法まで、たっぷりご紹介します♪
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●いろいろなシール遊び
●1歳さんにおススメのシールブック
1歳のシール遊びのねらい
シール貼りって楽しくて、子どもも大好きな遊びですよね!
遊びとしても最高のシール貼りですが、知育としても効果を発揮してくれます。
シール遊びのねらいや、知育効果をアップさせる工夫などを見ていきたいと思います!
シール遊びのねらいと効果
② 集中力・注意力の発達
③ 空間認識や位置関係の理解
④ 自己表現と選択の力
⑤ 成功体験による自己肯定感の育成
⑥ 親子のコミュニケーションの促進

シール貼りってめちゃくちゃシンプルな遊びだと思っていたけど、こんなにたくさんの効果が期待できるんだね。
手指の発達を促す(微細運動の発達)
シールを指先でつまむ・剥がす・貼るという一連の動作は、1歳児にとってはけっこう高度な作業です。
この練習を通じて、手指の器用さが育っていきます。
集中力・注意力の発達
1歳くらいの子が何かに集中して取り組む時間はまだ短いですが(長くても5分くらいだそうです)、シール貼りのように繰り返しできる遊びは、自然と集中力を育てます。
「どこに貼ろうかな」「上手に剥がせるかな」と考えることで、注意力や観察力も鍛えられます。
空間認識や位置関係の理解
「ここに貼ろう」「丸の中に貼ってみよう」といった空間の感覚(空間認知)や、「上・下」「中・外」などの位置の概念を自然と学べます。
自己表現と選択の力
シールには「正解」がないので、子どもが自由に選んで、自由に貼ることができます。
「これはここに貼る!」「こっちがいい!」という自分の意思表示も育ちます。
成功体験による自己肯定感の育成
「自分でできた!」という感覚は、1歳児にも十分芽生えます。
大人が「上手に貼れたね」と認めてあげると、自己肯定感や自信につながります。
親子のコミュニケーションの促進
「どれ貼る?」「わあ、かわいいね〜」といったやりとりを通して、言葉の発達や情緒的なつながりが深まります。
こういった遊びの時間は、愛着形成にもとても効果的と言われています。
ちょっとした一工夫で更に知育効果アップ
1歳児にとってのシール貼りは、「遊び」でありながら、「学び」と「育ち」の場。
ちょっとした工夫で、より楽しみながら集中して取り組んでくれます!
●大きめのシール:1歳児には剥がしやすく貼りやすいサイズが◎
●台紙に目印をつける:丸や四角を描いて、その中に貼らせるようにすると、ねらいが明確に
●「できた!」を一緒に喜ぶ:肯定的な声かけで楽しさUP!

台紙に目印を付けても枠内に貼らないことの方が多いんだけど。。声をかけても、好きなとこに貼っちゃうし、まだ早いのかな??
1歳児に「枠内にシールを貼ろうね。」と言った所で自分の貼りたいところに貼ってしまうことが多いですよね。
それでも『枠内にシールを貼る』取り組みは無意味ではないんです。
うまく枠に貼れなくても、枠に気づいたり、なんとなく意識したり、いつか「枠の中にも貼れるかも?」と感じるようになったりすること自体が立派な学びで成長です。
1歳児の発達段階では、「見本通りにやること」が目的ではなく、「目印があることによって、自分なりに考えたり意識したりすること」が大切なねらいとなります!
子どもがシール貼りが好きな理由は?
実は、私自身も子どもの頃からシール貼りが大好きで、今でも「シール貼りの仕事とかしたい~!」と思うくらい大好きなんです。
なぜ、子どもは(大人でも!)シール貼りがこんなにも好きなんでしょうか?
ちょっと気になったので、調べてみました!
達成感があるから
台紙にぴたっとシールを貼れたとき、達成感や満足感を感じやすいようです。
それが「もっとやりたい!」につながります。
感覚刺激が心地いいから
シールを剥がして貼るという行為は、指先の細かい動き(微細運動)を使います。
これが脳や神経に心地よい刺激を与えて、集中力や落ち着きを生むことがあるんです。
シール遊びは感覚遊びの一つとも言えます。
私自身がシール貼りが好きな理由もこれな気がします!!
自由に表現できるから
シールには「ここに貼らないとダメ」というルールが少ないので、自分の好きなところに、好きなように貼れます。
この“自由さ”が創造性や自己表現の場になっていて、楽しいと感じるようです。
褒められることが多いから
シール貼りって、パパやママに「上手に貼れたね〜!」って褒めてもらえることが多いんですよね。
それが嬉しくて、またやりたくなるみたいです!

うちの子供たちはシール貼りはもちろん好きなのですが、私の方がシール貼りは大好きですね…。集中力の問題もありますが、どの程度好きかは個人差があるということですね…!
シール遊びの進め方
シール遊びは、準備といっても多くの物を用意する必要はなくお手軽に始めることができます。
準備するものは、『大きめのシール』と『シールを貼る台紙』です!
もちろん、成長に合わせて紙以外の素材を用意してあげたり、台紙に枠や絵を描いてあげたりするとより楽しくなりますね!
シール遊びのやり方
参考までに、シール遊びのやり方を紹介します!
最初のうちは、自由に好きなところに貼る。から始めていきましょう。
1. まずは一緒にやって見せる
「ペタッ」とか「ピッ」とか声をかけながら貼って見せると、マネして貼るように♪
↓
子どもが興味を示したらシールを渡します。
●シールの端を少し浮かせておく
2. 剥がすのをサポートする
剥がしやすいように、シールの端をあらかじめ少し折ったりして浮かせておくと一人でもやりやすいです。
それでも、最初のうちは難しい場合もあるのでお手本を見せたり一緒に剥がしてあげたりサポートしてあげましょう!
3. 貼る場所に正解を求めない
はみ出してもOK!「自由に貼って楽しむ」が大切。
4. 短時間で切り上げる
集中力は長く続かないので、5〜10分くらいが目安。
5. 褒めてあげる
「上手にできたね!」と声をかけて達成感を。
成長に合わせてアレンジも!
シール貼りに慣れてきたら、少しづつアレンジしていくと飽きずに楽しめます!
例えば、同じ色のシールだけ貼ってみるとか、同じ形のシールだけ貼ってみるとかもおもしろいです。
木のイラストを描いてあげて、赤や黄色などの丸いシールを果物に見立てて自由に貼ってもらうのもおすすめの遊び方です!
また、動物や魚のシールを用意して動物園を作ろう!とか、水族館にしてみよう!とか、ストーリー性を持たせても良いですね!
他にも、季節に合わせたシール貼りも良い知育になりますよ!
やり始め | ♪自由に台紙に貼ってみよう |
少し慣れてきたら | ♪絵や枠に合わせて貼ってみよう ♪色や形に注目して貼ってみよう |
ステップアップ | ♪ストーリー性をもたせたり、 テーマを決めて貼ってみよう |
注意点
シール貼りは室内でできて、ケガの心配もほとんどなく安全な遊びですが、注意点もあります。
それは、誤飲です。
シールは誤飲してしまうとのどに張り付いて取りにくく、大変なことになってしまう可能性があります。
なので、1歳さんがシール遊びをする際にはできるだけ大きめのシールを使うようにしましょう。
(目安としては3~5cmくらいのシールが良いようです。)
大きめの目立つシールだと、片付けの際も見落とす心配も少なく安心です。
1歳児におすすめ!シール遊びのバリエーション

1歳児でも、シール貼りに慣れてくるといろいろなアレンジや工夫でステップアップしていくことができます。
成長に合わせて、遊びの幅を広げていけばおうち時間をもっと楽しくすることができます!
シール遊びのバリエーションをいくつか具体的にご紹介します。
2、画用紙に描いた丸や三角などの枠の中にシールを貼る
3、紙皿や段ボール紙コップなど、いつもと違った素材に貼ってみる
4、台紙をネットでダウンロードしてシールを貼る
5、購入したシールブックを使ってシールを貼る
6、ジェルシールを窓に貼る

どれもお手軽で、用意するのも結構簡単です。後ほど詳しくご紹介しますが、シールブックやジェルシールは100均でも売っていることが多く、安く入手することもできます!
1歳のシール遊びの様子と実際の効果
1歳の長女がシール貼りを通して得られた効果としては、こんな感じです♪
シール貼りは集中力を鍛える効果もありますが、うちの場合は、まだそこまで集中力はなく5枚~10枚くらい貼ると疲れて(飽きて?)他の遊びをしだすことが多いです。
●指先が器用になってきた
●狙った所に貼れるようになってきた
●自分なりに貼る場所を考えている
●親子の会話が増えた
1歳シール貼りの様子【自由に貼る】
1歳でシール貼りを始めてしばらくは自由に貼って楽しんでしました。
ワークブック的なものも用意して一緒に取り組んだりもしましたが、指示通りには基本的には貼らず好きな所にペタペタ貼って遊んでいました!
自分で剥がすことができないので、側でサポートします。
5枚くらい貼ると集中力も切れて飽きることが多かったです。
【同じ場所に重ねて貼る】
自由に貼って遊んでいた長女でしたが、気が付くと既に貼ってあるシールの上に重ねて貼ることが多くなってきました。
小さい子にはありがちな行動で、空間認識能力が未発達で位置などを細かく認識できず、すでに貼ってあるシールを「貼る場所の目印」にして重ねて貼ろうとするようです。
「こっちに貼る場所いっぱいあるよ」と、誘導しようとしてもダメでした。
重ねて貼るのがお気に入りのようでした!
【指示や枠に沿って貼れるようになってきた】


重ねて貼ることもまだまだありますが、段々と指示通りに貼ったり枠の中に貼ろうとしたりするようになってきました。
指先や空間認識力が発達してきたのかも?
また、食べ物のシールはお口に貼ったりと自分なりに考えたり表現するようになってきたように感じます。
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1歳児におすすめのシールブックやワーク
遊びにも知育にもなるシール貼りですが、特に1歳児におすすめのシールブックやワークなどをいくつかご紹介していきたいと思います。
1歳さんは、『自由に貼る』がメインになってくるので、あまり凝ったものではなく100均のシールブックでも十分だと思います!
もちろん、上手になってきたらちょっとした指示があるようなシールメインのワークブックもおすすめです!

窓に貼って楽しめるジェルシールは、100均でも売っているのでぜひ買って見て欲しいです!ゼリーみたいなので、誤飲にはくれぐれもご注意ください…!
ダイソー
テーマや枠に沿って貼ることのできるシールブックもあるので、上手に貼れるようになってきた子でも楽しむことができるラインナップが揃っています。
なんといってもダイソーは種類が多い!
モンテッソーリ風のシールブックやお仕事ごっこができる食べ物メインのシールブックも!
※種類が多い分、小さめのシールがついているブックもあるので、中身を見てから大きめのシールがついているものを選ぶと安心です!
キャン★ドゥ
ダイソーと比べると種類はそこまで多くない物の、「学び」につながるようなシールブックが多い印象です。
(→「しりとりシールブック」や「同じ形のシールを貼ろう」など)
また、ホログラムシールアートというオリジナリティあふれるものもあって、もう少し年齢が上がったら楽しめそうなラインナップが豊富!
もちろん1歳さんでもできる自由に貼るタイプのシールブックもあります!!
セリア
種類がそこまで多くありません。
ですが、ついているシールは大きめの物が多く特に恐竜や乗り物のシールブックはおすすめです!
リカちゃんのシールブックも大きめのシールがほとんどですが、数枚だけ小さい動物のシールがついています。
モンテッソーリシール貼り
シール貼りが少し上達してきたらおすすめです!
丸いシールを枠の中に貼っていきます。
1歳の長女がチャレンジしましたが、やはり1歳ではちょっと難しいようで、枠の中に貼る時もあれば全然違う場所に自由に貼ることも。
そのうち枠の存在に気が付いて、貼ろうとしてくれるかも?!
ベビーブック
本屋さんでよく見かける赤ちゃん向けの雑誌です。
付録が付いていて、アンパンマンやいないいないばあっ!といった子どもに人気のキャラクターが良く登場します。
中身は、シール貼りだけでなくクレヨンを使うページもあったりします!
貼る場所の指定があることが多いので、少し慣れてきた頃の方が楽しめるかもしれません。
1歳と2歳シール遊びの違い
1歳児のシール遊びは、自由に貼るが基本で枠の中に貼ったりはなかなか難しいです。
ですが、慣れてきたり2歳を過ぎてくると段々と指定の場所に貼ろうとしたり、自分でシールを剥がして貼れるようになってきたりと上手に遊べるようになってきます!
1歳と2歳のシール遊びの違いをまとめました。
項目 | 1歳 | 2歳 |
指先 | サポート必要 | 貼る・剥がすができる |
貼り方 | 自由 場所にこだわらない |
指定の場所に貼ろうとする |
遊び方 | 感覚遊びが中心 | 作業・創作的な遊びへ |
成長 | 基本動作の練習 感触を楽しむ |
手指の発達 集中力 想像力 |
項目 | 1歳 | 2歳 |
指先 | サポート必要 | 貼る・剥がすができる |
貼り方 | 自由 場所にこだわらない |
指定の場所に貼ろうとする |
遊び方 | 感覚遊びが中心 | 作業・創作的な遊びへ |
成長 | 基本動作の練習 感触を楽しむ |
手指の発達 集中力 想像力 |
まとめ
シール遊びは、お手軽に遊べて知育にもなるコスパ最強の遊びの1つです♪
「知育」と難しく考えなくても、好きに楽しく遊ぶだけ。
それだけで、指先や感覚の発達を促してくれたり、空間認識力や自己表現力などが身に着きます!
また、いろいろなシールが安く売っているため、遊びのバリエーションも増えて室内遊びにもピッタリです。
シール貼りは、雨の日や暑い日のおうち時間を親子で楽しく過ごすのはもちろん、待ち時間にもおすすめの遊びです!