
日中のオムツはとっくに卒業していたのに、夜だけは5歳になってもまだオムツが取れませんでした。
「そのうち自然に、朝まで濡れずに眠れるようになるかな」そんなふうにのんびり構えていたのですが、現実はそう甘くなくて…。
まわりを見れば、年下の子でもすでに夜のオムツを卒業している子がちらほら。
「うちの子、このままで大丈夫かな?いつまでオムツなんだろう…」と、だんだん不安と焦りが募るようになりました。
今回は、夜のオムツを卒業するために試した全てを実践記録として当ブログでシェアしたいと思います!
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本人も焦っていた
夜のオムツについて調べていたら、「5歳以上で夜の失禁が月1回以上・3か月以上続くと“夜尿症”」という情報を見つけ、ちょっと不安に…。
小児科のHPにも「6歳でも続くようなら受診を」とあり、本人も気にし始めていました。
というのも、秋には年長さんのお泊まり会があるんです。
「オムツじゃちょっと恥ずかしいな…」と、本人も本気モードに!

トレーニングを始めて、6歳でもオムツが必要だったら小児科に相談に行こう!と思っていました。
夜のオムツ卒業への実践記録
ここからは、実際に夜のオムツ対策として行ったことや効果などを具体的に書いていきます。
5歳半あたりから始めて、夜のオムツを完全に卒業したのは6歳1ヶ月くらいの時でした。
【開始~2ヶ月】楽観的に考えすぎていた

●夜の水分量調整
●夜中起こしたり起さなかったり
●おねしょパンツ(防水パンツ)にした

この頃は、「自然にオムツが外れるかも?」という期待をまだ持っていました。
基本中の基本!寝る前のトイレと水分調節
寝る直前にトイレに行かせてオムツをしたまま寝かして、朝チェックしてみるとオムツはどっしりしていました。
そこで、夜飲んでいた牛乳をなくして数日間様子を見てみましたが、朝までオムツが濡れなかった日は0でした。
なんなら、夜間に2回くらいしていそうな量でした…。
夜中起こしたり起さなかったり…
諦めてオムツからおねしょ(防水)パンツにしました。(※オムツタイプのものではなく、半ズボンのようにはくタイプ)
その後、夜中に1回起すと朝まで漏らさないこともありましたが、起こした時点で漏れていることも多々…。

とにかく朝までおねしょをさせないことに気をとらわれていました。そのため、夜中起こさない方が良いという知識はあっても、起こしたり起さなかったりと葛藤していました。
【3ヶ月~4ヶ月】効果テキメン!?夜中や朝方自分で起きるように!

●寝る直前にもう1回トイレ
●寝る3時間前に夕食開始
●朝まで絶対に起こさない

トレーニングを開始してから2カ月たっても、あまり状況が変わらなかったため夫婦で話し合って作戦を練り直しました!ここで実践したことがかなり効果的でした!!!
寝る前のトイレは2回!
布団に入ってスマホをいじっていると、トイレに行ったにも関わらずまたトイレに行きたくなる時ってありませんか?
どうやら、横になると下半身に溜まっていた水分が腎臓に送られて尿が作られたり、リラックスすることで膀胱の活動が活発になるなどの原因があるようなのです。
ということで、お布団に入る前と読み聞かせの後の合計2回おトイレに行くことに。
読み聞かせをしない日も、おしゃべりしてから寝ることが多いのでその後におトイレに行かせていました。
ギリギリまでおしっこを出す作戦です。(2回目は出なかったらそれでOK)
就寝3時間前には夜ご飯
水分は約3時間くらいで尿になっていくようなんですね。
なので、夕食の時間を限界まで早めてみました!!!
うちは、20時就寝ですが17時に食事を終わらせるのはさすがに無理なのでせめて開始を17時にしました。
17時までは好きなだけ水分を取ってもらって、夕食からはできるだけコップ1杯程度に水分量の調節も!
カレーとか、唐揚げとかメニューによっては1杯以上飲むときももちろんありました^^;
朝まで親からは絶対に起こさない!
今までおねしょされるのがやっぱり嫌で、夜中起こしてみたり起さなかったりと迷走していたのですが、「朝まで絶対に起こさない!」ことに。
漏れてもいい!絶対に起こさないという気持ちで防水シーツも大きいのを買ってどっしり構えることに。
これらを続けていくうちに、起こさなくても夜中や朝方自分で起きてトイレに行くようになってきたんです!!
そして、時々ですが、朝まで一度も起きなくてももつようになってきました。
→睡眠中の尿量を増やし、おねしょにつながる
●膀胱がいっぱいになっていないのに起こすことは、膀胱の発育に悪影響
→夜間に尿をためきれず、寝ている間に尿が漏れてしまう
【5ヶ月~6ヶ月】ついに6歳。おねしょは月4回以内に!

●3ヶ月~4ヶ月に実践したことを継続
●食事は寝る3時間前開始●朝まで起こさない!を徹底した結果、目に見えておねしょの回数が減ってきたのであとひと頑張り。
ということで、引き続き継続しながら様子を見ていきました。
やっぱりおねしょの回数が減ってくると、本人も自信がついてきていつしかお泊り会への不安を口にすることもなくなっていました。
そして、開始から半年。
ついに、おねしょの回数は1ヶ月間で2回だけに!!!
このタイミングで、6歳になりました。

すごい…!嬉しすぎる!!
【7ヶ月】夜のオムツ卒業

実践したことは引き続き同じです。
トレーニングをスタートしてから7ヶ月目。
1回もおねしょをしませんでした。
そして、この頃には夜中に「トイレ…」と起きることもほとんどなくなり、朝までぐっすり眠れるようになってきました!
とは言ってもまだ油断は禁物と思い、次の月も防水パンツとおねしょシーツを敷いたまま寝かせていましたが、もうおねしょは1回もしませんでした。
トレーニングから7ヶ月で夜のオムツは完全に卒業できました…!!

お泊り会?もう楽しみすぎるよ~!!
振り返って思うこと・伝えたいこと
6歳になるタイミングで夜のオムツを卒業したわけですが、「6歳で卒業できなかったら小児科に相談に行こう。」と決めていたので、ギリギリでした。
正直な所、年齢もすでに5歳だったのですぐに外れるだろうと思っていたので、7ヶ月は予想よりもかかったなという感想です。
しかし、実際にトレーニングを始めて段々とおねしょが減ってくると、そんなことは気にならなくなってきます。
振り返って一番伝えたいことは2つです。
①対策は一気に実行した方がいい!
②おねしょしたら洗えばいい!くらいに親はどっしりと構えること
対策しっかり
様々な対策がありますが、心当たりのあるもの、原因となっていそうなものは1つづつ試すのではなく一気に試した方が良いです。
1つづつ試すと、なかなか効果が感じにくかったり改善が見えなかったりして迷走しがちになってきます。
2ヶ月くらい経っても効果が乏しいと結構しんどくなってきて、おねしょのたびにイライラしてしまったりして悪循環になってしまうので、気合を入れて一気に実行するのがおすすめです!
親はどっしり構える
なかなか効果が現れず連日おねしょされると、うんざりしてしまう時もあると思います。
一番しないで欲しいのは、効果が欲しい余りに「朝までおねしょしないこと」に固執してしまい、夜起こしてしまうこと。
今回のトレーニングで、このことを1番伝えたいです。
途中で起こしてトイレに行かせれば、確かに朝まで漏らさないこともありますが、それではあまり意味がないのです。
膀胱がいっぱいになる前に出してしまうと、膀胱の発達に遅れが出てしまいかねません。
膀胱が小さいことは朝まで尿が持たない=お漏らししてしまう原因の1つなんです。
なので、お漏らししたら洗って干せばいい!くらいにどっしり構えて絶対に夜中起こさないで欲しいです!
もし6歳過ぎても全く改善の兆しがなければ、小児科に行けばいい!位に考えておくのもアリだと思います。

このことが良かったのか、夜のオムツ卒業頃には朝まで起きなくてももつようになりました!トレーニング前は、夜中に2回くらいはおしっこをしていたのに。
対策まとめ
おねしょの原因は家庭の環境や子どもの発達によって様々です。
我が家で実践した対策以外にも、様々な対策があるのでまとめて紹介します!
「これが原因かも?」と思い当たるものはありますか?
●水分は夕食時から就寝まではコップ1杯を目安に
●塩分の摂りすぎに注意
●便秘の場合膀胱が圧迫されることがある
●寝る前のトイレ
●睡眠時の寒さや寝冷えはおねしょにつながる
●寝ている間トイレに起こさない

うちの場合は、塩分の摂りすぎや便秘に関しては心配なさそうだったので特に対策はしませんでした。寝る時に寒くならないようには気を付けました。
夜のおねしょ対策として役立ったアイテム
夜のおねしょ対策として役立ったアイテムをご紹介します。
我が家で使ったのは2つだけ!
●おねしょズボン
腰に巻くタイプや半ズボンのように履くタイプなどがあります。
しかし、「防水」とはなってますが完全な防水ではないものも多いです。
あとは、尿量によっては漏れてしまうことも…。
それでも、履かないよりはだいぶマシなんです!!
履かせても漏れてきてしまう場合は、下で紹介する防水シーツと一緒に使うのがおすすめです!!

オムツタイプと違うので、このままおしっこしてもいいんだ!という気持ちも薄れるかと思います。
●防水シーツ(おねしょシーツ)
絶対におすすめです!
ハーフサイズなどもあるのですが、うちの子は寝相がかなり悪かったので普通の敷布団サイズにしました。
完全に防水のものが売っているので、敷布団やマットレスを濡らす心配はありません!
乾きにくいということもありませんでしたよ。
万が一乾かなかった時の為に、2枚購入して使い回していました。
●おねしょアラームなんていうのもある!
寝る時に水分で反応するセンサーがついたアラームをパンツの中に仕込むだけというものです。
アラームは水分に反応して、おねしょをすると鳴ります。
アラームが鳴ったら起きてアラームを止めておトイレに行きます。
子どもが起きない場合は親が起こします。
これを繰り返すことにより、膀胱が大きくなり、尿を貯められる量が増え、おねしょをしなくなるという仕組み。

親が途中で起すのと違って、おねしょをしてしまったタイミングでアラームが鳴るので、「膀胱が限界になるまでは起こさない。」ということができるわけですね。アラームは小児科でも治療として取り入れているところがありますよ!
おねしょと夜尿症とは?
ところで、「夜尿症」という言葉を聞いたことはありますか?
「おねしょ」と「夜尿症」ってどちらも「お漏らし」みたいなイメージがありますよね。
でも、この2つは年齢でどちらなのかを分けることができるんです。
5歳頃までのおもらし=おねしょ
成長過程でよくあることで、夜寝ている間に出る尿のことを指します。
5歳以上のおもらし=夜尿症
5歳以上になっても、月1回以上の頻度で3か月以上おねしょが続くと夜尿症の可能性があるようです。
●膀胱(ぼうこう)の容量が小さい
●目が覚めにくいタイプ
成長とともに自然と改善することも多いようですが、自宅で対策してみたり、それでも改善しなそうであれば小児科で相談もできるのであまり心配しなくても大丈夫ですよ。
発達障害との関連性はあるの?
実は、夜尿症と発達障害は関係があると言われています。
特にADHD(注意欠陥多動性障害)では約3割で夜尿症の合併があるという報告があるそうなんです。
でも、間違えないようにしたいのが夜尿症だからといって発達障害というわけではないということです。
発達障害の子でも夜尿症でない子はたくさんいるし、夜尿症でも発達障害ではない子もたくさんいます。
膀胱の発達やホルモン分泌のタイミングが遅れている
●睡眠が深くて、尿意で目覚めにくい
●生活リズムの乱れが起きやすく、排尿コントロールにも影響が出る
●ストレスへの感受性が高く、おねしょに影響することもある
夜尿症は遺伝する?
まさかと思いますが、関係しているという報告があります。
研究によると…
-
両親のどちらかが夜尿症だった場合
→ 子どもも夜尿症になる確率は 約40% -
両親ともに夜尿症だった場合
→ 子どもが夜尿症になる確率は 約70%

思ったより遺伝するんだね。
遺伝する理由としては、夜尿症になりやすい体質が遺伝するからと考えられています。
例えば、
①膀胱の容量が小さめ
②抗利尿ホルモン(夜間の尿量を減らすホルモン)の分泌が少なめ
③睡眠が深くて目が覚めにくい体質
こういった特徴が遺伝することで夜尿症になりやすいというわけです。
まとめ
6歳で夜のオムツを卒業するまでに実践したことをまとめました!
5歳にもなると、周りも段々とおねしょもしなくなってくる時期で少しだけ焦ってしまいます。
でも、おねしょをしてしまうのには理由があることが多いんです。
理由に合わせてしっかりと対策してトレーニングすることで、きっと夜のオムツを卒業することができます!
また、おねしょしてもお布団が濡れないようなグッズを使うことで、ストレスも軽減できて親もどっしりと構えてサポートすることができます。
もし、それでも卒業できない場合も大丈夫。
過度に心配しないで、小児科の先生に相談に行きましょう!