レトルト離乳食は体に悪い?3食毎日食べても大丈夫?

レトルトの離乳食は、大変な離乳食作りを楽にしてくれる便利アイテムですよね!

でも、レトルト離乳食を使っている人の中には(もしくは検討している人の中には)レトルト離乳食は体に悪くないのか?毎日使っても大丈夫なのか?など気になっている方も多いと思います。

今回は、レトルト離乳食は体に悪いのかどうか、そして毎日レトルト離乳食をあげても問題ないのか?について書いていきたいと思います!!

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なぜレトルト離乳食は体に悪いイメージがあるのか?

なぜレトルト離乳食は体に悪いイメージがあるのか?

早速ですが、そもそも私たちはなぜ『レトルト離乳食が体に悪い』というイメージを持っているのでしょうか?

レトルト離乳食に対する懸念点を挙げてみます!

レトルト離乳食の懸念点
①添加物が入っている
②味が濃いのではないか
③食感が失われるのではないか
④栄養がちゃんと残っているのか

レトルト離乳食を使う際に心配するのは、大体がこの4つなのではないかと思います。

添加物が入っている

多くのレトルト離乳食には、保存料や着色料と言った添加物が入っています。

添加物と聞くと、一般的には健康によくないイメージがありますよね。

SunaSuna

特に赤ちゃんに与える離乳食ですから、添加物が含まれていると少し心配になってしまいますよね。

味が濃いんじゃない?

味が濃いものを赤ちゃんのうちから与えると、味覚形成に影響を及ぼしたり濃い味でないと食べなくなったりとした問題が起きる可能性があります。

また、特に月齢の低いうちはできるだけ薄味、ダシだけで味付けしましょう。と、言われるので塩分・糖分の量だけでなく塩や砂糖が使われているかも気になりますよね!

食感が失われる?

レトルト離乳食は具材の大きさは月齢に合わせて変わりますが、食感の変化はあまり感じられません。

(大人用でもレトルトのカレーも中華丼も味も具材も違いますが、食感の変化は乏しいと思いませんか?)

食感の変化や食材そのものの食感を感じにくいことが、咀嚼力や飲み込みの発達に影響を与えるのではないかという懸念があるようです。

SunaSuna

製品によって食感が若干ではありますが変わるようなのでいつも同じレトルトではなく、様々な種類を使ってみることで多少は解消できると言われています。

栄養は大丈夫…?

レトルトにするときの加熱処理によって、熱に弱い栄養素やその他、失われてしまう栄養素があるのではないかという心配ですね。

大人向けのレトルト食品を食べる時でさえも、「これって栄養あるのかな…?」と思うことがありますよね。

レトルト離乳食で必要な栄養がしっかりと摂ることができるのかは懸念点の一つですよね。

結局レトルト離乳食は赤ちゃんに与えて大丈夫なの?

レトルト離乳食が体に悪いと言われたり、イメージされてしまう理由は分かったと思います。

では、実際にレトルト離乳食は体に悪かったり危険だったりするのでしょうか?

【結論】レトルト離乳食は安全!!

【結論】レトルト離乳食は安全!!

結論を言うと、レトルト離乳食は体に悪いというイメージがあるのは確かですが実際は安全に使うことができます。

3食毎日食べても問題はないくらい安全です。

多くの人のイメージと違って、日本で市販されているレトルト離乳食は赤ちゃんに与えても何の問題もないし、安心して使うことができます。

レトルト離乳食への不安の原因は主に①添加物②味付け(塩分・糖分量)③食感④栄養でしたよね。

次で、それらに関して心配がない根拠を書いていきたいと思います!

【根拠】レトルト離乳食は厳しい基準と規制が設けられている

レトルト離乳食は厳しい基準と規制が設けられている

日本で市販されているレトルト離乳食がなぜ安心・安全と言えるのかについてです!

それは、日本で市販されている離乳食には、厳しい基準と規制が設けられているからです。

具体的にどんな基準や規制が設けられているかご紹介します!

SunaSuna

他の食品とは別に『離乳食』に関しては、赤ちゃんの健康に関わってくる重要な事柄なので特に細かく厳しい規制や基準が設けられています。それが安全につながっています。

添加物の使用量

食品衛生法で定められた基準があり、それを守るように決められています。

離乳食に関しては使っていい添加物は特定のものにだけ許可が与えられていて、厳しい規制のおかげで離乳食に実際に使用される添加物の種類は限られているようです。

また、添加物の量に関しても赤ちゃんの体重や消費量を考慮した上で健康に影響を与えないと認められた最大許容量を超えてはならないというきまりがあります。

使用する原料

使用される原料は、安全であることが確認されたものでなければなりません。

農薬や重金属の残留に関してもしっかりと基準が設けられています。

SunaSuna

レトルト離乳食の原料は海外産の物も含まれていたりするので、農薬や貴金属等の残留に関しても決まりが定められているというのは、安心材料ですね!

塩分や糖分の制限

塩分や糖分の過剰摂取を避けるため、含有量が制限されています。

そのため、心配しすぎる必要はありませんが気になる場合は無糖や無塩のものを選ぶと言う選択肢もあります。

衛生管理

レトルト離乳食の製造施設は、衛生管理を徹底し、定期的な検査や監視を行うことが義務付けられています。

栄養バランスの確保

レトルト離乳食には、必要な栄養素が適切に含まれていることが求められます。

特に、赤ちゃんの成長と発達に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスに関しては重視されています。

※離乳食メーカーはできるだけ栄養を残したままレトルト離乳食を作るように努めていて、現代の技術だと栄養の損失をなるべく減らすことができるようです。

SunaSuna

残念ながら、『食感』に関しては規制や基準が見当たりませんでした。食感に関しては、製品によって多少の違いがあるようなので、心配な場合は様々な種類のレトルト離乳食を与えてみることをおすすめします。


「毎日あげても大丈夫?」レトルト離乳食の添加物に関して

「毎日あげても大丈夫?」レトルト離乳食の添加物に関して

日本で販売されている離乳食はレトルトに限らず、厳しい基準の元製造されているため安心して使うことができます。

そうは言っても、やっぱり添加物は気になってしまいます。

本当に安全な量に制限されているの?

そこで、レトルト離乳食の添加物に関してもう少し詳しく調べてみました!

厚生労働省や食品安全委員会が定めている『添加物の使用基準』というものがあるので見てみましょう!

添加物の使用基準
離乳食への添加物の使用量や目的は、赤ちゃんの健康につながるため基準が厳しく設定されている
添加物の使用量は、健康に影響を与えないと認められた量を超えてはいけない

これを見ると、悪影響が出ない量に規制されているようですね!(ちょっと安心…!)

特に、離乳食に関してはレトルトに関わらず赤ちゃんの体重や成長段階を考慮した厳格な基準が設けられているようです。

よく使われる添加物

よく使われる添加物

レトルト離乳食によく使われている添加物を少し見ていきます。

全て使用量は厳しく制限されていて、アレルギー物質と同じようにしっかりと製品に記載しなくてはいけない決まりになっています。

よく使われる添加物 主な効果
酸化防止剤(例えば、ビタミンC) 酸化することによる、風味の低下・栄養素の破壊・有害物質の生成を防ぐ
増粘安定剤(例えば、ペクチン) 口当たりを良くしたり、製品全体が同じ品質と食感を持つようにする
乳化剤(例えば、大豆レシチン) 製品内の成分を均一化したり、口当たりや保存性を向上させる
保存料 微生物や病原菌の増殖を抑えて食品の品質を保ち、保存期間を延ばす

(非常に制限されていて必要な場合に限り使用)

 

毎日食べさせるのはOK?3食あげるのはアリ?

添加物の量は?毎日食べさせるのはOK3食あげるのはアリ

レトルト離乳食に使われる添加物の種類や使用量に厳しい規制や制限があることは分かったと思いますが、例えば、毎日食べさせても大丈夫な量なのか?3食あげるのはいいのか?と言った疑問を持つ方もいると思います。

この疑問に関しても調べてみたところ、毎日あげたり3食全部レトルト離乳食にしても問題ない事がわかりました。

添加物の最大使用量が制限されている

各添加物は添加物ごとに食品衛生法によって最大使用量が決められています。

これらは「許容一日摂取量(ADI)」に基づいて設定されており、赤ちゃんの体重や消費量を考慮して算出されています。

SunaSuna

添加物が健康に悪影響を及ぼすかどうかはその使用量に大きく依存しています。許容一日摂取量は、通常、一生涯にわたって毎日摂取しても安全とされる量です。動物実験や臨床試験に基づいて人体にも影響のない量が設定されています。

1日3食の想定

1食分のレトルト離乳食に含まれる各添加物の量は、1日の摂取量(ADI)に基づいて計算され、1日3食摂取しても超えないように調整されています。

赤ちゃんが1日に3回レトルト離乳食を食べる場合でも、安全な範囲内に収まるようになっています。

毎日食べても心配ない

食品安全委員会では、食品添加物に関して規定量を守って使用されている限り、毎日摂取しても安全としています。

レトルトの離乳食に関しても同じことが言えます。

どうしても心配な場合は!

日本で販売されている離乳食に関しては、気になる添加物もしっかりと赤ちゃんに合わせて基準が設けられているため、安心して毎日あげることができそうですね!

そうはいってもやはり、添加物だけでなく、原材料の産地だとか食感についても気になる場合もありますよね。

離乳食の用意はなるべくお手軽に済ませたいけど、赤ちゃんのことなので良いものを与えたい!という人向けにおすすめの離乳食をご紹介します♪

【おすすめ!】こだわりのレトルト離乳食

【おすすめ!】こだわりのレトルト離乳食

それでは、数あるレトルトの中でも特に添加物や食材の産地などにこだわって作られているおすすめレトルト離乳食を紹介していきたいと思います!

SunaSuna

こだわりが詰まった離乳食はお値段が高め。普段使いのレトルト離乳食と一緒に使うことで、添加物の摂取量を減らしたり、国産の素材を取り入れることができるので、組み合わせて使ってみるのもいいかもしれません!

国産食材・無添加のレトルト離乳食!リトルワンズ

国産食材・無添加のレトルト離乳食!リトルワンズ

リトルワンズの特徴
1パックで1食分に必要な野菜とタンパク質が取れる
国産の野菜・肉・魚を使った安心・安全の離乳食
無添加!
5ヶ月~2歳頃までの商品があり長く使える
パッケージがかわいい!

リトルワンズのレトルト離乳食は、まさかの国産の食材&旨味調味料・増粘剤・着色料・香料・保存料無添加

添加物も気にはなりますが、食材の産地も気になるポイントではありますよね。

SunaSuna

レトルトでここまでこだわっているのは、かなり珍しいです!!離乳食をお手軽に用意したいけど、安全面は最大限に重視したい!人にリトルワンズはピッタリですね!

無添加にこだわり!カラフルプラス

無添加にこだわり!カラフルプラス

カラフルプラスの特徴
有機JAS認証オーガニックの野菜・お米を使用
無添加にこだわったレシピ開発
必要最低限の調味料しか使わない
栄養価と素材の風味を壊さないソフトスチーム加工

カラフルプラスのレトルト離乳食は、化学調味料/着色料/香料/保存料/栄養強化剤含め添加物は一切使用されていません。

また、味付けも調味料を必要最低限しか使っていないため味付けの濃さに不安がある場合でも、安心して赤ちゃんにあげることができますね!

不足がちな栄養も抜群!カインデスト

不足がちな栄養も抜群!カインデスト

カインデストの特徴
不足しがちな栄養素が補われている
野菜の『甘み』を重視した食材選びと、食材本来の味を生かすレシピ作り
国産有機野菜を積極的に使用

カインデストの離乳食は、離乳食の時期に特に不足しがちな栄養素:鉄やビタミンA・D、DHAやカルシウムを栄養添加物を加えることで補っています!

栄養添加物は一般的な食品添加物と違い、過剰摂取しなければ基本的には健康に悪影響はないとされています。

味はもちろんのこと、栄養を気にする人にもピッタリですね!


無添加・有機米使用のおかゆ専門!グリーンマインド

無添加・有機米使用のおかゆ専門!グリーンマインド

グリーンマインドの特徴
離乳食の基本『おかゆ』の専門店
無添加・有機米だけを使用
食塩不使用
専用施設で作っているためアレルギー物質の心配なし
カドミニウムの検査を行っている

※カドミニウムは長期接種によって腎機能障害を引き起こすと言われており、日本人の主な摂取先はお米です。

離乳食の中でも『おかゆ』は毎回あげると言っても過言ではない主力メニューですよね。

グリーンマインドでは『おかゆ』を専門に扱っているだけあって、使うお米へのこだわりはもちろん添加物や塩も一切使っていません。

生後7ヶ月から天然だしの香りと旨味が加わってよりおいしくなっています!

季節限定でお野菜のおかゆも販売されていて、もちろんお野菜は国産です。

食感も重視するなら!冷凍離乳食

レトルト離乳食は国の厳しい基準や規制、そして各社のこだわりによって安心して使うことができます。

『食感』の部分に関しても、メーカーによって食感に若干の違いがあるので、様々なメーカーの製品を使うことで基本的にはクリアすることができます。

しかし、やはりなるべく食材本来の食感を感じて欲しい。と思うのであれば、冷凍離乳食はいかがでしょうか?

レトルト離乳食と比べると、冷凍離乳食は食材本来の食感を残していることが多いです。

生後5カ月からの!ファーストスプーン

生後5カ月からの!ファーストスプーン

ファーストスプーンの特徴
種類が豊富で様々な食材を食べさせることができる
食材の9割が国産&無添加
食べやすいように「甘み」にこだわって野菜を選んでいる

離乳食の初期(生後5か月~)からあげることができる冷凍離乳食を展開しています。

初期は特に気を遣う時期なので、約9割が無添加・国産素材で作っているファーストスプーンの離乳食は安心して使うことができると思います。

また、野菜は甘みがあるような品種を選んで使用しているということもあり、『赤ちゃんが完食してくれた!』、『おいしいみたい!』という口コミが多く見受けられます!

手づかみができるようになったら!てでもぐ

手づかみ食べ離乳食

てでもぐの特徴
ツナ以外は全て国産素材
添加物だけでなく調味料も不使用
7大アレルゲン不使用 (※7大アレルゲンとは卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そばのこと)

生後9ヶ月くらいになってくると、段々と手でつかんで食べる姿も見られるのではないでしょうか?

それくらいの月齢の子にピッタリなのが『てでもぐ』です!

レトルト離乳食はどうしてもベタベタしているものが多いのですが、てでもぐのご飯やおかずはちゃんと手でつかめる硬さ(掴みやすいけど崩れにくいように工夫しています)になっています♪

レトルト離乳食にはデメリットもある

レトルト離乳食にはデメリットもある

レトルト離乳食は安全でお手軽に用意できることがメリットですが、デメリットも存在します。

食べてくれない

今まで手作りの離乳食を食べていた場合は、レトルト離乳食をあげてみても食べてくれない時があります。

また、今までレトルト離乳食を食べていたのに急に食べなくなって、手作りだけしか食べなくなってしまうこともあります。

どちらのパターンも、食べてくれなかったとしてもまた日を改めてあげてみると食べることがあるので、再チャレンジしてみてもいいかもしれません!

使いきれない時がある

特に月齢が低いうちは、レトルト離乳食1食分を1回で食べ切ることができないことがあります。

製品によっては、『パウチを開けてすぐに小分けにして冷凍保存しておいてください。』と書いてくれているものもあれば、『1度開封したものはすぐにお召し上がりください。』と注意書きされているものも多い印象です。

自分の判断で、冷蔵や冷凍保存している人もいるとは思いますが、指示に従った方が安全です。

まとめ

レトルト離乳食は体に悪い?3食毎日食べても大丈夫??まとめ

どうしても「レトルト離乳食は体に悪そう」なイメージがありますが、実際には過度な心配は不要なんですね!

『食感』に関しては、様々な種類だったりメーカーの物を与えたり、場合によっては冷凍離乳食を利用するなどして解決することが可能です!

どうしても心配な場合でも、悩みや心配事に合わせてレトルト離乳食を選んだり、冷凍離乳食を活用することで離乳食作りの負担を減らすことができます。

上手にレトルトや冷凍の便利な離乳食に頼りながら、離乳食期を楽しく乗り切っていきましょう!

※添加物や離乳食の基準等に関しては、下記のサイトを参考にしています。

厚生労働省 食品衛生法

食品安全委員会 食品添加物

食品安全委員会 GMP基準

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