たまたま書店で見つけて使ってみた「シールとえんぴつで楽しく学ぶ!10の基礎概念」シールブックシリーズ。
思っていた以上にめちゃくちゃ良かったので、ぜひ紹介したいなと思いました!
このドリルは、子どもが大好きなシールがたくさんついていて、楽しみながら取り組むことができるようになっています!!
我が家の長男は、このドリルを2歳半から使い始めてお勉強の習慣化に成功しました。4歳の時点では毎日15分~20分ほど勉強するようになりました!
●弱点はある?
●おすすめの使い方
●使ってみた感想
こんな人に使って欲しい!
「10の基礎概念」シリーズを実際に使ってみて、このドリルは下記のいずれかに当てはまる人にピッタリなんじゃないかと思いました!
①七田式ドリルが初めての子
②子どもの勉強習慣を付けたい人
③七田式プリントAが難しすぎた子
七田式ドリルが初めての子におすすめ!
七田式はこのドリル以外にも「七田式・知力ドリル」シリーズや「七田式プリント」があります。
「10の基礎概念」シリーズは知力ドリルや七田式プリントに比べて、初めて取り組む子にもピッタリの難易度の問題が多めになっています。
【七田式ドリルが初めての子におすすめの「シールとえんぴつで楽しく学ぶ・10の基礎概念」】※難しすぎず、無理なく楽しんで取り組めるかどうかに焦点を当てて選んでみました!
子供の年齢 | おすすめ | 難易度 | 内容 | |
2歳 | 色 | ★ | 様々な色や混ぜたらどんな色になるか | |
3歳 | 形 | ★★ | 形の名前、似ている形探し、図形の組み合わせ | |
3歳・4歳 | 空間認識 | ★★ | 前後・上下・左右・内外・遠近 | |
4歳 | 数 | ★★★ | 10までの数、数の合成 | |
5歳 | 順序 | ★★★★ | 最初・最後、前後・左右から何番目? |
子どもの勉強習慣を付けたい人におすすめ!
特に2歳~4歳くらいまでの子どもは、シール貼りが大好きですよね!
このドリルは子どもが大好きなシールがたくさんついていて、楽しみながら取り組むことができるようになっています!
そのため継続しやすく、頭が良くなるだけでなく学習の習慣も付くという一石二鳥のドリルです。
【子どもの学習習慣を付けたい人におすすめの「シールとえんぴつで楽しく学ぶ・10の基礎概念」】※無理なく継続して取り組めそうなものを、年齢ごとに2~3冊ずつ選んでみました!
子供の年齢 | おすすめ | 難易度 | 内容 | |
2歳 | 色 | ★ | 様々な色や混ぜたらどんな色になるか | |
2歳・3歳 | 形 | ★★ | 形の名前、似ている形探し、図形の組み合わせ | |
2歳・3歳 | 大きい・小さい | ★★ | 大中小、順番に並べる | |
3歳 | 空間認識 | ★★ | 前後・上下・左右・内外・遠近 | |
3歳・4歳 | 数 | ★★★ | 10までの数、数の合成 | |
4歳・5歳 | 順序 | ★★★★ | 最初・最後、前後・左右から何番目? | |
4歳・5歳 | 比較 | ★★★★ | 高低、長短、重い軽い、浅い深いなど |
七田式プリントAが難しすぎた子におすすめ!
「七田式プリントA」にチャレンジしてみたものの、難しくて続かなかったという子にもおすすめです。
特に低年齢の子どもの場合は、七田式プリントは難しく鉛筆メインと言う部分でも継続するのが大変な場合があります。
もし難しくて子どもが続けられそうもない場合は、一旦このシリーズのドリルを使ってみてはいかがでしょうか。
まずはこちらのドリルで楽しく勉強の習慣づけをしたり、勉強の楽しさを知ってからプリントに再チャレンジしても遅くはありません。
●七田式プリントAが難しすぎた子におすすめの「シールとえんぴつで楽しく学ぶ・10の基礎概念」※七田式プリントAの内容とリンクしている問題が載っているものを中心に選びました!
子供の年齢 | おすすめ | 難易度 | 内容 | |
2歳・3歳 | 形 | ★★ | 似ている形探しや形合わせ | |
2歳・3歳 | 空間認識 | ★★ | 前後・上下・左右・内外 | |
3歳・4歳 | 数 | ★★★ | 10までの数、数の合成・分解 | |
3歳・4歳 | 量 | ★★★★ | 半分にするといくつ? | |
4歳 | 順序 | ★★★★ | 前後、左右から何番目? |
「10の基礎概念」シリーズをおすすめする理由
上記のいずれかに該当する人に、このドリルを特におすすめしたい!とお伝えしましたが、その理由を詳しく説明します!
●就学前に学んでおきたい「10の基礎概念」が10冊にまとまっている
●易しい問題から難易度の高い問題まで網羅されている
●お手頃価格(1冊税込み605円)
「七田式ドリルが初めての子」におすすめする理由
「七田式ドリル」と聞くと、「七田式・知力ドリル」シリーズや「七田式プリント」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
これらのドリルやプリントは2歳代からスタートすることが可能となっていますが、最初に選ぶ教材としては難しすぎると思います。
内容の難易度だけでなく、鉛筆メインという部分が難しくしている要因でもあると思います。
その点、「10の基礎概念」シリーズは、年齢別になっていて比較的内容も易しく、シール貼りがメインです。
年齢が低い子供でも楽しく取り組みやすいので、初めての七田式にはこのドリルをおすすめしたいと思いました。
「10の基礎概念」は易しい内容が多めで初めてのお勉強にピッタリです!鉛筆を使う問題も1/3程度あるので、鉛筆の練習もできます。
「子どもの勉強習慣を付けたい人」におすすめする理由
子どもの学習習慣を付けたい場合、一番大事なポイントは「楽しさ」と言っても過言ではないと思っています。
他のドリルやプリントに比べて、このドリルの一番の特徴は、全てがカラーページとなっていて、2/3はシールを貼って進めていくスタイルになっているというところです。
まだ鉛筆を持つことのできない年齢の子や学習に興味のない子もシールを貼るだけでほとんどを進めることができます。
シール貼りをしながら遊び感覚で取り組むことで継続しやすく、楽しく勉強の習慣づけができます。
カラーページだとテンションも上がりますよね!習慣がついてきたら、他の教材に取り組んでみるのもいいと思います。
小学校に入る前に身に着けておきたい習慣として「勉強の習慣」が良く挙げられています。 我が家も、就学前に勉強習慣をつけてあげたいと思い取り組んだ結果、現在4歳になる息子は毎日15分程度ですがお勉強に取り組んでいます♪ どの …
「七田式プリントAが難しすぎた子」おすすめの理由
七田式プリントAにチャレンジしてみたものの、難しくて挫折しそうになっている子も少なくありません。
その場合は、無理に継続せずに一旦こちらのドリルを使ってみることも選択肢として考えてみてもいいかもしれません。
このドリルで苦手な分野を克服したり、少し易しい問題で勉強への楽しさや自信を取り戻してから七田式プリントに再チャレンジしてみてはどうでしょうか。
プリントと違って、年齢別・分野別になっているので苦手分野だけ購入することもできますし、あえて得意な分野や興味ありそうな分野のドリルだけ購入して勉強の楽しさを再確認するのに使うこともできます。
また、シールメインとなっているので、特に低年齢の子の場合はプリントと比べると楽しく取り組むことができると思います。
易しめの問題が多いですが、難しい問題も一部ありますので、七田式プリントAと比べてレベルがめちゃくちゃ低いドリルというわけではありませんので、ご安心を!
七田式の「10の基礎概念」の弱点
「10の基礎概念」シリーズは、とても良い教材なのですが、それでも2つほど弱点があります。
2つの弱点と、弱点を踏まえたおすすめの使い方をご紹介します。
弱点①:文字や数字、計算練習が足りない!
これまで「10の基礎概念」の良い部分をピックアップして記載したのですが、実はこのドリルだけでは物足りない点もあります。
それは平仮名や数字の練習、計算の練習問題が少ない点です。
このシリーズはあくまでも「基礎概念」を学ぶことを目的としているようで、文字の練習や計算といったことはほとんど出てきません。
弱点②:反復学習に弱い!
もう一つの弱点は反復練習です。
このドリルはページ数が多くありません。
忙しい中で無理なく進めるという意味ではとても良いのですが、このドリルだけでは理解を深めるという意味では少し物足りない感じがしました。
弱点があっても大丈夫!おすすめの使い方
弱点を2点ほど挙げましたが、「10の基礎概念」シリーズのおすすめの使い方を紹介します!
それは、ある程度「10の基礎概念」シリーズを使ったら途中でも知力ドリルか七田式プリントに移行することです!!
私と長男はこのドリルを使ったのが初めてで、とても良い内容だったので8冊目(4歳・5歳向け)まで終了しました。
その後、七田式プリントAに移行したのですがもっと早くに移行すればよかったと思いました。
七田式プリントAは「10の基礎概念」シリーズの内容をほとんど網羅している上に、反復学習仕様になっていて、数字や平仮名の読みをマスターすることもできます。
具体的なことを言えば、お勉強の習慣が付いたタイミングで移行すれば良かった…!
そういえば、3歳半を過ぎたあたりから、シール貼りにはそこまで夢中でもなくなっていたな…。難易度が近いという意味では、3歳以上であればZ会年少もおすすめです。
実際に使ってみたドリルの感想と効果
書店で見かけて、「これなら楽しく取り組んでくれそう!」と思い始めた七田式ドリルですが、思っていた以上に楽しく取り組んでくれて想像以上の効果を発揮してくれました。
実際に我が家で取り組んでみて感じたことやその効果について紹介していきたいと思います♪
【2・3歳向け】色・形・大きい/小さい
2歳・3歳の小さい子向けのドリルなだけあって、内容もとっても基礎的な「色」「形」「大きさ」について学ぶようになっています。
基礎的とは言いましたが、初めて取り組む2歳代の子どもにとっては簡単ではないようです。
最初のころは答えをほとんど教えてあげて、子どもがシールを貼る。というシール貼りの練習のようになっていました。
理解度に不安があったため(^^;)同じドリルを3冊づつ購入して取り組んでみましたが最終的には問題を読んであげると自分でスイスイ貼れるようになりました!
自分で解けるようになると、やっぱり楽しいようでモチベーションも維持しやすいようでした。
●色が「同じ・違う」の概念や色彩感覚を身に着けることができた
●丸、三角、四角に加えて球や円柱などの形がわかるようになった
●図形同士を組み合わせる問題があり、思考力が鍛えられた!
【3・4歳向け】数・量・空間認識
3歳~4歳向けということで、1~10の数や簡単な足し算、多い・少ないや高さや長さ、前後左右や近いと遠いなどを学んでいきます。
3冊とも4歳前に取り組みましたが、比較的理解しているようで順調に進めて行くことができました。
一部4歳前後の子どもには理解するのが難しいのではないかと感じる内容もありますが、ドリルで触れた内容を日常生活の中で強化していけば理解につながっていくのではないかと感じました。
ページ数の関係で仕方ないとは思いますが数字や足し算のように繰り返し練習する必要があるものに関しては、このドリルだけで定着・理解させるのは難しいと思いました。
●1~10まで物の数を数えることができるようになった
●「多い・少ない」を理解することができた
●単位があるということを知った
●前後左右、上下、内外といった位置関係を認識できるようになった
【4・5歳向け】比較・順序
「ひかく」では3歳・4歳向けで学んだ「量」を発展させて高低・長短・軽重の概念を学習していきます。
「じゅんじょ」は3歳・4歳向けの「空間認識」の発展版で〇番目という位置関係を学習します。
発展版とはいえ、「比較」に関してはそこまで難しい問題はなく順調に進めて行くことができましたが、「順序」に関してはドリルの絵を見ながら何番目かを認識することが難しそうでした。
何回も問題に触れているうちに慣れてきたのか最終的には完璧とまではいかなくても理解できたように思います!
●軽い順や重い順など順番に並べることができるようになった
●位置を客観的に見ることができるようになった
「比較」の長さ比べや「順序」の「前から何番目?」、「右から何番目?」といった問題は小学校1年生の教科書に匹敵する内容だと感じました!
【5・6さい向け】じかん・おかね
5歳になってから取り組む予定でしたが、七田式プリントに移行したので、この2冊は取り組んでいません。
まとめ
七田式の「10の基礎概念」シリーズは、子どもと一緒に楽しみながら無理なく進めていくのにピッタリなドリルだと感じました!
遊び感覚でシールを貼りながら少しづつ取り組むことでお勉強の習慣付けにも一役買ってくれそうです♪
遊び感覚でとは言いましたが、内容は易しいものからしっかりと頭を使わなくてはいけないものまで網羅されているので、初めてのお勉強にもちょうどいいドリルとなっていると思います。
七田式プリントが難しくて挫折しそうになっている子が勉強の楽しさや自信を取り戻すのにも使えます。
学習の習慣付け、初めてのお勉強、そしてプリントで挫折してしまった方も「10の基礎概念」シリーズを使って親子で楽しく有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか!